【はじめに】 早いものです。この春でアトミクラブが結成されて15年になりました。したがって今回の通信は「クラブ結成15周年記念特別号」 としてまとめてみました。 これまでのクラブの記録や思い出、写真などできるだけ盛り込みたいといろいろな方から原稿を頂戴したり 資料をお借りして、なんとか発行にこぎつけました。 最初に「15周年記念号」が発行できたことを、これまでクラブにかかわってきたすべての方々にお礼を申し上げます。 こうして今日まで「アトミクラブ」が活動を継続してこれたのも、篠原監督を始め、草創期より運営にあたられた山本さん、そして それを引き継ぐ形で柳原さん、松原さんの歴代世話人の方々、走りの面では山口選手、山川選手などのようにたえずトップレベルを維 持している皆さんに「走る見本」を見せていただいているお蔭だと思います。 さらに練習会に参加されている皆さんの温かい協力がな ければ今日の隆盛はなかったかと思います。ほんとうにありがとうございます。 さて、早速ですが本誌の内容にふれます。今回の15周年記念号の構成は以下のようになっいます。
篠原監督の挨拶
「15周年に寄せて」と題した10名の方の寄稿集
アベベと走った日 小賀田和美 さん
わが青春のアトミクラブ 福岡直樹 さん
1992年12月福岡…2時間20分を切るまで
広野合宿のことなど 細野亮司 さん
私が走り始めたきっかけは 森 義昭 さん
完全燃焼を目指して 秋葉 晴彦 さん
トラックにこだわる 高橋玄太 さん
今後も垣根のないクラブであって欲しい 酒井健雄 さん
アトミクラブとマラソンと 柳原 勝 さん
私とランニングとの出会い 落合雅貴 さん
【編集後記:アトミクラブの15年を振りかえって(関田・酒井・梨本)】 1984年2月。若潮マラソンの前日、宿へ向かう車の中で山本、篠原、梨本(敬称略)の3人が、町のランナーの集まりとしてのクラブチームのあり 方についていろいろな側面から自由に話し合いました。 そんな話の中から「こんな夢のあるクラブがあったら素晴らしいね!」といった1つの方向性みたいなものが見えてきました。 後日この日に話あった事を文章にしてまとめたのが「アトミクラブの基本的な考え方」であり、「クラブの運営」です。 以後15年間、なんの垣根も作らないオープンなクラブチームとして今日までなんとか活動を続けてくることができました。 この15年の間に一緒に練習してきた仲間が亡くなったり、転勤等で東京を離れたりもしましたが、「アトミクラブ通信」を通じて、走る仲間の絆を深めるためにお役に立てて きたのではないかと確信しております。 今回15周年記念号を発行するにあたり、多くの方々から原稿が寄せられました。そのどれもが走る事への熱い思いが文面から伝わってきます。また、 いままで「アトミクラブ通信」に掲載させていただいた方々の寄稿、近況等から、印象に残ったものも掲載させていただきました。 編集過程の中で古い記録や、資料を読み返しているとつい時間の過つのを忘れてしまい、感慨にひたってしまいました。アトミクラブは走る事に対する熱い思いを持った多 くの人達に支えられています。この思いが次の若い世代の人達に受け継がれ、今後5年、10年と息の長いクラブとして存続して行く事を願って止みま せん。 最後に15周年記念号発行にあたり、ご協力をいただいた方々に心よりお礼を申し上げます。
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