皆さま こんにちは早いもので２０２０年が明けてから４か月が過ぎました。今年３回目のアトミクラブ通信をお送りいたします。 前々号（１６６号１月）では今年７，８月に行われる予定だった「東京五輪・パラリンピック」の開催が待ち遠しいと高鳴る気持ちを記しました。 前号（１６７号３月）では新型コロナウイルスの影響は感染者が世界に広がりつつあり、 感染リスクがわれわれランナーにも忍び寄っているのでお互い気を付けようと呼び掛けました。 さて今号（１６８号５月）は、新型コレラウイルスの感染増が止まらないことから、 ４月１７日に「緊急事態宣言」が７都府県から全国へと拡大され外出自粛が叫ばれる中でこの原稿を書いております。 この４か月の間に世の中は様変わりしました。 中国武漢で端を発した新型コロナウイルスがいままさに世界を恐怖と失意のどん底に陥れ、世界規模での累計感染者数は２９０万人に迫り、死亡された方が２０万人を越えました（４月２６日午前現在）。 いまだに感染拡大の勢いは留まることをしりません。そして世界経済にも大きな影を落とし１９２９年に起こった世界恐慌に匹敵するとも言われています。 日本では、この１か月の間に、いつもお茶の間のテレビで見る身近な著名人のコロナ感染が相次いで報告され、元ドリフの志村けんさんや女優の岡江久美子さんなどが感染、 急激に重篤な状態に陥って病状を回復しないまま帰らぬ人となりました。 このほかにも多くの芸能人、スポーツ関係者などがコロナウイルスに感染し闘病を余儀なくされています。 とても侮れない怖い感染症だという事が、身近の人の死によりだんだんに解かってきました。 我々が生きている時代に感染症が人類に脅威を与える瞬間を目の当たりにするにつけ、大変な時代に突入したなと痛感する日々です。 これからこの新型コロナウイルスの感染拡大をどのように抑え込んでいくのか、人類の英知が試されています。まだまだ先は見えませんが、 この難局に耐え、みんなで乗り越えていきたいものです。 ■ 国内で初の感染者が出てからはスポーツイベント・文化イベントのほとんどが中止または延期になり、ランニングの世界にも大きな影響が出ています。 ２月下旬からランニングの大会はほとんどが中止され、その中止の流れは秋開催の大会にまで影響を及ぼそうとしています。 大きな大会で市民ランナーが参加して開催されたのは２月１６日の青梅マラソンあたりが最後になったでしょうか。 ランニングの大会に限らずサッカー、野球、大相撲はもちろん、バスケ、ラグビーなども開催中止か延期に追い込まれていますし、 また音楽、美術、演劇などの文化的なイベントもほとんど開催中止ないし延期になり、こういう閉塞の時にこそ存在してほしいイベントがすべてなくなってしまいました。 何か持っていき場のない気持ちになります。 でも、そこは心を落ち着けて、不要不急の外出を控え、人との接触をできるだけ避けて、この難敵コロナ禍が通り過ぎるのをじっくり待ちましょう。 明るい未来はきっともうすぐそこまで来ていると信じて。 こういう状況の中ですが、会員の皆さまにはコロナウイルスに罹患することもなく、上手にやり過ごしていただいていることと思います。 「自らの命は自らで守る！」の気持ちでご自身の健康、安心、安全を最優先にして慎重に行動していってほしいと願っています。 さらに付け加えれば、日頃鍛錬して体調管理がしっかりできている皆さまのことです。 もし、すこしでも体調に変化を感じたら速やかに休養をとっていただくとか、躊躇なく病院や保健所へ連絡する等の行動を起こし、ご自身の命を優先していただきたく思います。 なお、我々一人一人が感染しないように、そして感染させないように注意することによって医療の現場の負担を減らすことになりますし、引いてはこの日本で医療崩壊が起きないことに繋がります。 マスク、手洗い、うがい等の励行や外出の自粛には積極的に協力して三密（密閉、密集、密接）の状態を作らないことが大事ですね。 この間、医療、物流、福祉などに携わっていただいている皆さま、食品や生活の様々なものを我々に提供していただく業務についておられる方、本当にありがとうございます。どんなに感謝しても感謝しきれません。アトミのメンバーの中にもこれらのお仕事に従事されている方がたくさんいます。このスペースをお借りしましてこれらメンバーの方に感謝の気持ちとエールを送ります。フレ～！フレ～！ どうぞご自身を大事にしてくださいね。 ■ 今年７月から９月にかけて行われる予定だった「２０２０東京オリンピック・パラリンピック」が新型コロナウイルスの感染拡大により一年間延長することが決まりました。 一時はＩＯＣ並びに大会組織委員会と東京都の見解が食い違い、実施するのか、延期なのか、または中止なのか、だいぶヤキモキしましたが、一年後の同時期に開催と決まりホッといたしました。 今年の夏に合わせて調整してきた選手の皆さんには、複雑な思いもあると思います。ただ来年に気持ちを切り替えて臨んでほしいと思います。 陸上のオリンピックマラソン代表についてですが、男子マラソンの最後の一枠は前号に大迫傑選手が獲得したことを書きましたが女子の残り一枠はその時点でまだ決まっていませんでした。 ３月８日の「名古屋ウィメンズマラソン」で一山麻緒選手（ワコール）が2時間20分29秒で優勝し、マラソン（女子単独）で日本記録を更新しました。 冷たい雨が降る中、有力な外人選手を置き去りにし見事優勝、代表に選出されました。 大阪国際女子を制し、好記録を出していた松田瑞生（ダイハツ）選手は惜しくも補欠に回りました。これで男女６名のマラソン正式代表が決まりました。 開催が１年延期になったことでモチベーションをさらに引き上げてぜひ頑張ってほしいと思います。 「２０２０東京オリンピック・パラリンピック」がこの日本でコロナに打ち勝った証として安心して盛大に開かれるようにいまからみんなで願っていきましょう。 ■ アトミクラブは今年４月で結成から丸３６年を経過し３７回目の春を迎えました。コロナ禍に揺れる一年になると思いますが、 皆さま、今季もどうぞよろしくお願いいたします。 ①４月１日の時点で５３４名の方が会員として今年度も更新していただきスタートいたしました（内、アトミでの陸連登録は１０４名）。 会員の名簿管理と会計は毛塚敏男さんに、陸連登録は今年から松田由子さんが加わってくださり担当してくれています。どうもありがとうございます。 ②「アトミクラブ２０１９年度個人種目別ベスト記録(男子・女子)」 ・「アトミクラブ種目別ベスト２０～３０（２０１９）」（2019/4～2020/3）(男子・女子)をホームページにアップいたしました。 記録の取りまとめは今回も伊藤真さんにお願いしています。 先季はシーズン後半に大会が無くなり、およそ１１か月分の集計結果になりました。伊藤さん、膨大な記録資料を毎年ありがとうございます。 そして今年度もよろしくお願いいたします。 ③さて、アトミクラブの活動は会計、陸連登録、記録、ホームページ、渉外、広報、合宿、織田Ｆの利用権利の抽選獲得や練習会受付、 さまざまなイベントの多くをスタッフの献身的な務めによって成り立っています。 これらサポートしてくださる方と共にまた本年度も一緒に頑張ってまいりたいと思います。 ２０２０年度もよろしくお願い申し上げます。 ■ わがアトミクラブもコロナウイルス感染防止で自粛が叫ばれている、こういう状況の中、２月２７日から４月末日まで織田Ｆ練習会、代々木公園練習会、 皇居練習会などすべての行事を中止にいたしました。 実際には「緊急事態宣言」が出され施設が利用できなかった部分もあるのですが、ひとたび練習会を開けば三密の状態を避けられません。 事務局ではメンバーの方の感染リスクを最大限予防することを責務とし中止を決めさせていただきました。 ５月の練習会も今の状況では再開に踏み切れません。残念ですが中止とさせていただきます。 合同練習ができない期間中はご自身の判断で自主練習などを工夫して行っていただければ幸いです。 合同での練習ができず不自由を感じるこの頃ですが、いまが辛抱のしどころです。 ここ当分は今の状況に慣れるとともに練習再開後にはいい汗がかけるようお互い気持ちを前に向けていきましょう。 新型コロナウイルスが我々の生活を蝕んでいく中、普段当たり前に走れていた日常がどれだけ大事だったのかに思いを巡らせて、 皆さんもどうかこの難局を無事に乗り切り、早く事態が収束に向かいますことを願ってください。 ■ アトミクラブ２０２０年前半のイベントは４月３０日の「合同タイムトライアル」、 ５月１７日開催の「第２３回東日本年齢別駅伝 /第２９回皇居レディース駅伝大会」、６月５日（金）～７日（日）での「越後湯沢岩原合宿」を予定していましたが、 残念ながらすべて中止になります。いまの状況をご理解いただきご容赦いただきますようお願いいたします。 ■ ３月２８日にクラブの伝言板に皆様からの様々なメッセージをいただきたい旨、発信いたしました。 何人かの方からお応えいただき【コロナに負けるな！】というコーナーをホームページに掲載しています。ぜひ読んでいただくとともに、皆さまからのメッセージを伝言板にいただきたく思います。 一緒に練習できない現状では皆さまから発せられるメッセージが元気の源（みなもと）になることもあります。まだまだ長期戦です。皆さまからのメッセージをお待ちしておりますよ！
期間2020年3月～4月に実施予定の練習内容です。すべて中止になりました。 
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