アトミクラブ練習会だより 2025年10月

練習会だより

 皆さま こんにちは
 10月になりました。10月と云ってもまだ夏日の到来がありそうです。今年の夏は9月までですが昨年に引き続き35度以上の猛暑日が続き、猛暑の話題がメインを占めました。7月、8月、9月と「暑い、暑い!」というのが合い言葉になっていたように思います。熱中症に罹ったという話も良く聞きました。かく言う私も熱中症に罹りかけて、胸の痛みが出て循環器の病院に出向いて精密検査を受けるという経験をいたしました。さいわい検査の結果は異常なしと出てホッとしているところです。皆さんはこの夏いかがでしたでしょうか。体調が戻らないなどの症状があるのなら検診を受けるのも手ですね。
 10月も暑さが続くという予報が出ています。9月の下旬になって漸くヒンヤリする日も出てきましたがそれでもまだ気温は高めに推移しそうです。10月の声を聞くと各地でマラソンやロードレースが開かれます。いま大会出場に向け練習に取り組んでいるメンバーもたくさんいると思いますがけっして無理をせず、ご自身の体調に合わせて徐々に調子を上げていって下さい。夏の間に溜まった蓄積疲労を抱え込んでいては満足なトレーニング効果はでません。個々人で上手に体を秋仕様に変えていってください。
● さて9月の練習会を簡単に振り返りましょう。今年の9月は台風の影響こそなかったものの練習日の木曜日に狙いを定めたように天気の不順が繰り返し起こりました。9月は東新小岩運動場で2回行ないました。また、代々木公園で2回行なう予定でしたが2回とも雨の影響を避けるため中止にしました。練習会当日の夕方に雨や雷が予想されていたためでした。新小岩練習会も2回実施した内、1回は午後2時すぎからゲリラ豪雨があちこちで発生し、水害や交通機関が大きく乱れ、練習会場にたどり着けないメンバーが多くいたと後でききました。さいわい新小岩の会場自体は雨が通り抜けた後で練習に直接、影響が出るようなことはありませんでした。9月の練習状況の詳細は次項の<2025年9月練習会報告>をご覧ください。
● さて10月から練習会についてです。10月から夏季メニューを通常期(秋季)のメニューに変えます。取りあえずはインターバル練習を主において実施していきます。7月~9月まで実施した夏季メニューより本数が増えます。またリカバリー時間は短縮されます。すこしきつくなりますのでご了承ください。今月は5回ある練習会を東新小岩運動場で実施いたします。10月2日(木)、9日(木)、16日(木)、23日(木)、30日(木)と5回ありますがいずれも新小岩運動場で行ないます。「代々木公園」は現在も園路の拡張工事が行なわれていて、周回を活用した練習を実施しようにも、スムーズに走れる見通しが立ちません。「代々木公園」しか練習に参加できないメンバーの方には大変申し訳ありませんが「東新小岩運動場」に集約した練習会になることをご容赦願います。詳しくは練習スケジュールをご覧下さい。なお11月以降のメニューは今後の「織田フィールド」の開放状況や代々木公園の園路工事の進捗をにらんで策定していきます。ご理解いただきたく思います。
● さる9月13日から21日に掛け9日間の日程で「2025世界陸上」が国立競技場で開かれた。じつに34年振り(前回1991年東京・国立)の開催となった。日本では東京→大阪→東京と3回目の「世界陸上」になった。参加は200カ国、2000人の選手からなり9日間で49種目が行なわれた。9日間の夜の部のチケットはどの日もほぼ完売だったとか。どこにこれだけの陸上ファンがいたのか思うほどテレビに映し出される観客席は隙間がないくらい埋まっていた。連日、夜11時近くまで実施されていた競技に大きな歓声と拍手が国立競技場に鳴り響いていた。つい5年前、2020年に行なわれた「東京オリンピック・陸上種目」がコロナのため無観客で行なわれ、盛り上がりに欠け寂しく終わったのとは逆に、今回の「世陸」は「新国立競技場」の勇姿を余す所なく伝え、有観客での大盛況ぶりを世界にアピールした。陸上関係者及び陸上ファンにとっても5年来の胸の仕えがとれ、その胸をなで下ろしたのではないか。
 この大会、「走」・「跳」・「投」の種目での熱戦が繰りひろげられ、選手それぞれの活躍は書き切れないほどである。が、一つ、この大会を象徴するような一瞬があった。4日目の「男子棒高跳び」決勝においてデュプランティス選手が6m30の世界記録を狙って2回を失敗し最後の試技に一縷の望みをかけて挑もうとしていた時、もう11時近かったか、会場の大観衆は一人として帰らない、彼の世界記録の挑戦に対して大きな声援を送っていた。会場と選手が一体になって世界記録に挑んでいるような錯覚に陥った。最後の試技3回目をポールと体を一直線にして跳んだ。体がバーに触れ上下に揺れていた。落ちるかと思われたバーは下には落ちてこない、世界記録達成の一瞬だった。大観衆の力が世界記録を後押しした瞬間でもあったか。かくして9日間の「2025世界陸上」は日本中を釘付けにし、成功裡にその役割を終えた。「陸上競技」の魅力を存分に堪能した9日間であった。「2025世界陸上」よ、感動をありがとう!忘れられない大会となった。
 ▼ 今大会では上記、「世界陸上」の出場選手たちが本番直前に調整していたのが我々も練習として使っている「織田フィールド」だった。選手達が織田フィールドで調整を終えて国立競技場に向うシーンが何度もテレビに映し出されていた。今回、織田フィールドの周りは高いフェンスで仕切られていて外からは見えないようにしていた。選手たちが安全に調整練習をできるよう保安対策を万全にしていた。その「織田フィールド」が来春から解放されるようになる。公式には2026年3月末まで使用不可となっていて一般利用は4月から再開となっている。来年2月16日(月)に抽選会を行なうと代々木公園公式の「お知らせ」に告知されている。「世界陸上」も終わったことだし早い再開を望みたい。昨年4月に織田フィールドが閉鎖されてからおよそ1年半、遅くともあと半年待てば、織田フィールドへ帰れる。長かった1年半だが、いよいよ先が見えてきた。

<2025年9月の練習会報告>
 以下に9月の練習会の報告をまとめました。練習会報告はすでにHP「お知らせ」欄に先行書き込みをしています。1ヶ月のまとめとして再掲載しています。ご了承ください。
・9月4日(木) 代々木公園練習会  降雨が予想されたため中止にしました 
 予定しておりました代々木公園練習会(600m+600m)は台風の発生や夕方に雨が予想されたため中止とし、自主練習日としました。
・9月11日(木) 東新小岩運動場 400m×14本   
 8月14日、お盆休み中のメンバーもいる中、練習会参加者は69名と予想していたよりはかなり多かった。この日の練習メニューは400mインターバル。当初は2000mのインターバルを予定していたが暑さ対策として先月7月10日に中止で流れた400mを採用し、中止振替を兼ねた。今回も先週木曜日のような蒸し暑さかと覚悟してはいたが、この日は南東の線路側から吹き抜ける風に先週のような蒸し暑さはなく暑いながらも無理なく実施できた。練習場所の運動場トラックはほかの団体やランナーも少なく、まるで貸切りのような練習環境でしっかり走ることができた。
・9月18日  代々木公園練習会  降雨が予想されたため中止にしました 
 予定しておりました代々木公園練習会は秋雨前線の南下に伴って夕方から天気が急変し雨や雷が予想されるため中止とし、自主練習日にしました。
・9月 25日 東新小岩運動場  タイムトライアル5000m   
 9月25日は今夏練習の総決算として、新小岩トラックにて5000mタイムトライアルを実施した。この日の参加者は78名。ここ数日、ようやく秋めいた風が吹き、真夏の暑さから解放された感があった。練習日の25日は日中、夏の暑さがぶり返し、夜間はどうなるのか心配はあったが、さほど涼しくはなかったものの、それでも猛暑の頃に比べればしのげる練習環境で実施できた。
 7時10分、練習内容の説明と10月以降の練習は秋季のメニューに切り替えること、10月はすべて練習場所を新小岩に置くことなどが飯田さんから伝えられた。また松田(由)さんからは12月21日(日)に皇居駅伝があるのでできるだけ参加を予定してほしい旨、呼びかけがあった。
 7時30分スタート、この日のトラックは、一般のランナーが少なく、ほぼアトミのメンバーでT・Tを行なうことができた。この日を最後に夏の高温時に合わせた練習メニューはすべて終えた。7月、8月、9月とみんなで記録的な猛暑を乗り切った感はある。さて来週10月からは秋メニューに切り替わる。本数、リカバリー時間等、練習内容が替わるので心してほしい。

                  「アトミクラブ練習会だより2025年10月」 記 関田

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