アトミクラブ
高橋勇市選手!
アテネパラリンピックにおいてみごと金獲得!

 9月26日アテネパラリンピック、盲人マラソンの部において高橋勇市選手がみごと金メダルを獲得いたしました。 彼はセンターポールに日の丸の旗を揚げると公約し、みごとその約束を果たしました。 目標の金獲得は、彼の日々の努力もさることながら、神原淳一選手、中田崇選手の気持ちを一つにした伴走がなければ果たし得ない結果だったと思います。 そして何よりもアテネまでの長い道のりを自分の時間を割いてまで勇市選手と練習やレースに明け暮れたメンバーの方々のご努力も計り知れません。 当日は、はるばる日本から駆けつけた30名近い大応援団が沿道へ出て彼を勇気付けました。 日本にいる皆さんの期待も彼の背中を後押ししたことでしょう。 この春、高橋勇市さんとご結婚された嘉子(旧姓中井)さんの陰の力はさらに大きかったに違いありません。
 彼の当日のレースの模様についてはご本人もしくは伴走者、応援の方からあらためて寄稿いただくとして、 レース直後に届いた高橋選手のメールのメッセージをここで掲載させていただきます。


 「こんにちは。高橋勇市です。すでに、テレビ、新聞等で、マラソンの結果を知られた方々もいらっしゃる事とは 思いますが、目標通り、センターポールに、日の丸を、掲げることができました。 これも、皆様方の、熱い応援と心温まるサポートのおかげだと感謝いたしております。 本当に、有難うございました。オリンピックスタジアムに、君が代が、流れた時、涙が、溢れ出てきました。 日本人で、良かった。本当に、良かった。 今日までの、努力が、結果に繋がり、ほっとした気持ちの中で、筋肉痛になった足の傷みを、感じながらメールしているしだいです。 右アキレス腱を、痛めていたため、ゴールまで走れるか、とても心配でした。 マラソン発祥のコースを、走ることができ、とても幸せです。前半伴走の神原さん、後半伴走の中田さん、有難うございました。 今日から、新たな目標に向かって、走りたいと思いますので、これからも、今まで同様、変わらぬ応援と、サポートを、よろしくお願い申し上げます。 後日、改めてアテネ報告を、いたしますので、とりあえず、今日は、この辺で、失礼いたします。」

2004年 9月28日
高橋 勇市


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