アトミクラブ
アトミクラブ越後湯沢合宿感想記 梅村京子さん

 金曜日の朝7時、私たちは合宿地の越後湯沢に向って高田馬場を出発しました。 東京、群馬と、次第に激しさを増す雨を見ながら新潟は大丈夫だろうかと思ったりしました。 けれど、関越トンネルを抜けて越後に入ると、そこには眩しいくらいの晴天が広がっていました。 なんだか私たちの合宿を歓迎してもらったような気がして、俄然、やる気が湧いてきました。

 午前中の60分のフリー走に引き続き、初日午後はクレートラックでのインターバル400×15本〜20本。 監督から88"でという指示がありましたが、許してもらい最低94"で行くことに。 1本目…100"、まずいっっ。2本目からすごく頑張って走ってるのに95"前後…。 ここ2ヶ月なかなか時間がとれず練習不足だったため体が固まってしまったのでしょうか。 ゆいちゃん、智子ちゃん、みーちゃんの背中が離れて行く…。 3月に400×15本を全部88"で走れたことがまるで夢だったかのように体が重い(体重は変わらないのに…)。 10本目以降少し体が動くようになり、ようやくラストの15本目で88"でした。今日のメニューでは、20本を積極的にこなす人多数。 みんなのいい走りを見て、自分もまたいい走りをしたいと思いながら一日目の練習を終えました。

 合宿2日目は朝から強い雨。 午前中はグランド外周で12000ビルドアップ、午後は行き10キロはずっと上り、帰り10キロは下りというロード20キロ走。 一日中降っていた雨も午後の20キロ走出発の時にはほとんどやんでいました。 森林沿いのコースは通る車も少なく、まるでアトミ貸し切りのレースをしているようでした。 途中コースを間違えやすい所があるからと言われていたのですが、やはり間違えてしまいました。 けれど後ろからあっちゃんが「梅ちゃんこっち!」と声をかけてくれたので助かりました。 あのまま進んでいたらきっと遭難していたことでしょう。 あっちゃん、ありがとう!そこから折り返しまでのラストのきつい上りは、あっちゃんの背中の太陽を見ながら辛抱して走りました。 その間、私たちの横を、時間差スタート最終組の中里さんたちがまるで平地を走っているようにものすごいスピードで追い越していきます。 ホントにすごい。ようやく上りきって(52分)折り返すとあっちゃんは猛スピードで下っていき、すぐに見えなくなりました。 私も下りは道に迷うことなく無事ゴール(47分、トータル1時間39分)。 ゴール後、用水路?でのアイシングは本当に気持ち良かった!来年またこの土樽ロードに挑戦し今年のタイムを縮めたいと思います。

 合宿最終日は暑いくらいの晴天。菅平合宿のクロカンより厳しいという5.8キロ周回ロード2〜3周。 たしかに厳しい…。見晴らしの良い下りのロードが終わると今度は半分ずっと上り。 途中、1500のエキスパート町田さんから「上りは腰を使って」とアドバイスしてもらいながらなんとか2周を完走。 合宿の練習をすべて出来たことを嬉しく思いました。この3日間は、上りが不得意な私にとって本当に良い練習になりました。 そして、なにより、ここしばらく心の奥の方に埋もれていたランナー魂を思い出すことができました。

 初めての越後湯沢合宿でしたが、練習した後は、天然温泉と山菜づくしの美味しい食事、監督のマッサージ教室、 関田さんのハーモニカ演奏&合唱、ケンケンのお灸道場、などなど…本当に貴重な体験をすることができました。 また、合宿には、アトミの皆さんの顔と名前を覚えられるという楽しみもありました。 普段、アトミの練習ではあまり話せない方、また、今回の合宿で初めてお会いした方ともいろいろお話できてとても楽しかったです!  

 最後に、篠原監督、関田さん、中沢(政延)さん、えっちゃん、本当にお世話になりました。 有意義な3日間を過ごせたのも幹事の皆様のおかげだと心から感謝申し上げます。 本当にありがとうございました。

(文中の登場人物:ゆいちゃん=油井志保さん、智子ちゃん=矢澤智子さん、みーちゃん=勝浦みどりさん、あっちゃん=小林敦子さん)


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