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楽しかった東京マラソン 飯田隆一さん |
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2008年2月17日、第二回東京マラソンを走ってきました。
昨年は給水ボランティアという形での参加でしたが、今年は5倍の難関を潜り抜けランナーとして参加することが出来ました。
結果:2時間56分58秒 (グロス)
5キロラップ⇒
21:03-20:54-20:58-21:02-20:49-20:52-20:55-21:13-9:12
一昨年11月のつくばマラソンで感激のサブスリーを達成して以来、去年の荒川は風に阻まれ、
万全との準備をしたつもりで臨んだ11月のつくばは40kmで両脹脛が痙攣。敢無く撃沈。
心機一転、東京マラソンでリベンジすべく練習してきました。
昨年末、タートルのランニング、ウォーキングセミナーに参加。
監督から「腰を高く、肩甲骨を意識して肘を後ろに引くこと。」との丁寧なご指導を受け、無理を承知でリフォーム(?)を始めました。
レースペース走予定の青梅マラソンが雪で中止。30km以上を全く走れていないなど不安もありましたが、「練習は裏切らない。」とのトレイルラン第一人者の鏑木選手の言葉を信じ、行けるところまで行こうということで当日を迎えました。
さて当日。
いつもの仲間とA地点に並びます。
ファンラン、記録狙いなど目的は様々でも、絶好の天気とお祭り気分に高揚する気分は同じ。
40分の待ち時間があっという間に感じられました。
9時10分 号砲と紙吹雪を合図にスタート。
ロスは20〜30秒くらい(?)みっちー、バニー&IKKOに別れを告げ、真剣モードで走り出す。
十重二十重の人垣や多数のボランティアの方々が沿道を埋め尽くし、応援が途切れない。
参加できて本当によかったと、幸せを噛み締めながら走り出しました。
7km付近で毛塚さんに抜かれました。
毛塚さんは軽快に飛ばしています。
その直後、中村さんに追いつかれ、そのまま20kmまでお互い励ましながら一緒に行きました。
今日の設定はキロ4分11秒。
ペース感覚はある程度掴んだつもりでいましたが、10キロ過ぎまで安定せず、1キロ毎に時計と睨めっこ。
しかもなぜか息が上がります。
今日はダメかと密かにテンション降下しながらも、折り返してくる選手の中に篠原さんを発見。
大声で声援を送りました。仲間のがんばりは何よりの力になります。
品川からの折り返し、向かい風で設定タイムを上回ることが多くなりました。
焦ります。
20km、携帯してきたザバスグリコーゲンリキッド1本目を補給。
銀座通りに入る頃からなぜか元気回復。
足もよく前に出るようになり、ラップも上がってきました。
大勢の応援のおかげでしょうか。この区間が一番速いラップでした。
浅草、日本橋、再び銀座に戻るまで好調は続きました。
油井ちゃん、千葉ちゃんなどいつもの練習仲間達と擦れ違いざまに声を掛け合うのも楽しみのひとつ。
テンションが上がります。
28kmでさらに補給。
こちらもうまく効いているようです。
ちょっと苦しそうな先行のアトミの仲間を励ましながらお先に失礼しました。
35km過ぎ。
マラソンはここから。まだ7kmもあります。三度目の補給。
38km付近でしょうか、高架に入る坂がことの外苦しい。
ここは無理に上げず、力のイーブンペースを心掛けました。
上りきってもペースが戻らずラップも落ちてきます。
脹脛に少し違和感。
つくばの悪いイメージが頭をよぎります。
しかし、苦しいときには必ず仲間が応援してくれます。
「たかさ〜ん、がんばれ!」との声援が何よりのエネルギー源です。
4 0kmで最後の給水。
後2km。
どんなに苦しくても何も起きなければ10分くらいで終わり。
ということはこのお祭りがあと10分で終わることを意味します。
ちょっと寂しい気分も交錯してきます。脹脛も持ちそう、思い切ってペースアップ。
息が切れます。時計を見る余裕もなくなって来ました。
42km。
電光掲示板は2時間56分ちょっと。
FINISHのアーチも見えています。
急げば57分を切れるかも。
最後の力を振り絞ってダッシュ。気持ち悪くなりながらもゴール。掲示板は57分代を指していました。
自己新です。
ゴール後、仲間とお互いに成果を称え合いました。
走りきった充実感のなかの仲間とのこの時間は何ものにも代え難いマラソンの魅力です。
今回は楽しく走れた上に自己新を約1分半更新。いいレースでした。
記録もさることながら設定に近いラップでうまく走れたことがとてもうれしいです。
コンディションも最高、応援も最高、来年も是非走りたいと心から思いました。
今後の課題は筋トレでしょうか。
終盤腕周りがかなり疲れて来ました。
走り始めて3年半、どこまで記録を伸ばすことが出来るかは分かりませんが、諦めることなく、また楽しみながら続けて行きたいと思います。
最後になりましたが、寒い中沿道で熱く応援して下さった皆様、レースを支えて下さったボランティアの方々、メールで応援して下さった仲間の皆様、本当にありがとうございました。
今回よい記録が出た方、おめでとうございます。
惜しく記録が出なかった方、リタイアされた方、これからもレースは無限にあります。再起を期してください。
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