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蟾津江(ソムジンガン)マラソン参加記 梨本忠三さん |
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今年の3月、東亜国際マラソン終了後、韓国マラソン協会の代表者の方々との夕食の席上、この大会の招待の話があった。
その後、三浦さん、吉木さんのルートで確認していただいたところ、ソウルから会場までの往復の送迎、
1泊の宿泊費(含食事代)、大会参加費を無料で招待していただけることがわかった。
その後ずいぶん迷ったが、吉木さん主催の「箱根駅伝体験ツアー」の夕食の席上、話が盛りあがって、越田さん、篠崎さん
らと参加する事を決めた。(酔った勢いもあったが・・・)
9月23日12:00にソウルのインチョン空港へ到着。
空港から1時間位でソウル市内へ。そこから更にバスで5時間以上をかけて、宿泊場所近くの夕食会の会場に到着。
地図で調べて見るとソウルからかなり南下し全羅南道まできている。釜山からの方がずっと近い。
夕食会の席上には歓迎の横断幕がかかげられており、地元の名士の方々からの挨拶や、記念品の受け渡し等があり、大変な歓迎ぶりだった。
夕食後、バスで20分程して宿泊施設(青少年センター)に到着。そこで記念品、参加賞、ナンバーカード等が配られたが、
参加賞がなんとお米4kg。これは重くて日本へ持ち帰るのが大変だった。
シャワーを浴び、寝具の用意をしてから吉木さんの部屋で「マッコリ」を飲む。
越田さんと、午後11時半には切り上げ、床に就く。蒸し暑く寝苦しかった。
翌朝は濃い霧につつまれかなり肌寒い。絶好のコンデションである。このままの気温を期待した。朝食はおしかった。
お米はコシヒカリとのこと。最近この地方で盛んに作られているらしい。
朝食後、バスで30分程して会場に着く。スタート1時間半前になってもほとんど人が来ていない。
のんびりとした雰囲気だ。
スタート1時間前を過ぎた頃からようやく人が集まり始めた。
開会式では吉木さんが日本からきた選手を代表して韓国語で挨拶した。
この地方の方言で「コマッタンケ」がとても受けていた。日本語に訳すと「あんがとさんだんべ」のような意味らしい。
スタート時間が近づくにつれて霧が晴れ、日差しが強くなってきた。
真夏の日差しを思わせる。9:00にマラソンの部がスタート。
吉木さんはカメラ持参で元気に走り去った。
10分後にハーフがスタートする。
前から3列目位に立っているといつのまにか越田さんがしっかり一番前に並んでいた。
スタート後はあまり混雑もせず走りやすかった。
コースのコスモスがとてもきれいだ。
5kmまではゆるい登りだ。
日差しは強いが木陰に入ると涼しく感じる。
湿度は低いようだ。5kmのラップが19分48秒。
目標が1時間24分台だったのでまずまずのペースだ。
5Km〜10kmまではアップダウンのコースが続く。10kmのラップは20分08秒。
途中で日本から参加のフルマラソンの選手を何人か抜く。
折り返し点で吉木さんに追いついた。
吉木さんは急いでカメラをかまえ、パチリ。
ぎりぎりで吉木さんのカメラに収まることができた。
後半はハーフの距離表示が無かったのでラップが計れなかった。
残り2kmで気になっていた左足内側のくるぶし付近が痛みだしたので少しペースダウン。
無理をせずそのままのペースでゴール。
結果は1時間24分17秒。ハーフ男子の部で17位。
この時期にこのタイムは満足している。
越田さんも1時間25分07秒で21位の好タイムだった。
ハーフ男子の篠崎さんが2位に入り、20万ウォン、ハーフ女子では楡井さんが3位で10万ウォン、
フル男子の向井さんが優勝で50万ウォンの農産物商品券をそれぞれGETした。
会場では牛乳、ミニトマト、マッコリ、ラーメンの無料サービスがあり、どれもとてもおいしかった。
中でも一緒にソウルから参加した韓国の選手の方にもってきていただいたチャーシューに乗せて食べたキムチ、
アミの塩辛がとてもおいしく、マッコリととてもよく合っていた。
午後3時半過ぎに会場を後にしたバスは、春香伝ゆかりの地に1時間位寄り、ソウルに向かった。
高速道路はお墓参りの帰りの車で渋滞したが、午後10時半過ぎにはホテルに着いた。
シャワーを浴び、ホテルの近くの焼肉店で食事をしたが、ビールがとてもおいしかった。
翌朝は三浦さんの案内でソウルタワー近くのコースを80分位ジョッグし、そのまま三浦さんお勧めのお店で朝食をとってホテルへ帰る。
その日の夜は韓国の走友会メンバーの方々と合流し、ポッサムキムチのお店で夕食。
チャーシューを包んで食べたキムチがとてもおいしく、あの味は忘れがたい。
その後、越田さん、篠崎さん、篠原(昭)さんと私の4人は、タクシーでホテルまで帰り、
ホテル近くの中部市場の屋台で2次会。ビール、焼酎、おつまみで13000ウォン。とても安かった。
翌朝バスで空港まで行き、帰国の途についた。
今回は仕事を除いて2回目の韓国だったが、また韓国が好きになった。
来年3月の東亜国際マラソンにはまた参加したいと思っている。
最後に今回お世話になった吉木さん、三浦さん、ミファーさん、マラソン協会の会長さん並びに運営スタッフの方々、走友
会の皆様、大変ありがとうございました。
2006年10月14日 梨本忠三
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