アトミクラブ
☆☆ 新年にあたっての抱負 ☆☆
平成18年1月1日 篠原義雄

 皆さま 明けましておめでとうございます。新春を迎え皆様のご多幸をお祈り申し上げます。
 昨年もまたより多くの皆様のご参加をいただきお陰さまで、クラブの活動も大変な盛り上がりを見せました。 その内容の第一番目は毎週水曜日織田フィールドの練習会が年間を通して毎回100名以上メンバーの参加によって楽しくかつ厳しく実行できたことです。 次にはさまざまな行事、とりわけ1月奥むさし駅伝での若手の健闘、5月皇居OB駅伝での女性チーム連続優勝、 男子チームの準優勝、また6月の湯沢合宿&9月の約70名が参加した管平合宿でのロング走、 10月にはクラブ最多の21チーム(80名)が参加し、 女性チームここでも一般・壮年とも圧倒的な強さを発揮し、壮年男子が2位に食い込んだ東日本国際駅伝などは記憶に新しいところです。 さらに年間を通じて各個人の活躍も目覚しく、HPの伝言板やアトミ通信には自己新記録続出と報告されました。 特筆すべきは11月の東京女子マラソンで、30数名の練習仲間が力走し、各人みな光り輝いていました。 その後に続く大田原・筑波・福岡国際・防府などのフルマラソンでも、多数の出場と活躍、そして応援の模様も伝言板などの速報で知ることが出来ました。 そこからは本人の喜びは勿論、周囲の仲間にもよい刺激を与えてくれました。

 反面、反省を要する事柄も発生しました。 アトミクラブも発足22年を経て、参加人員が膨れ上がり、安全面でのリスクが一段と高くなってしまったことです。 織田フィールドのトラックではニアミスを含めた接触事故が増え、クラブ関係者以外からの不満が聞こえてきました。 アトミクラブの基本精神は“誰でも自由に参加し、楽しく・厳しく伸び伸びと”を謳ってきましたが、やむを得ず9月以降は新規練習参加者の一時凍結を打ち出し現在に至っています。 今後事故の起こらない運営が求められています。

 練習会の参加人員が増大し量的な面ではほぼ満杯に近い状態にありますが、質的な面ではもっと飛躍したいと考えています。 市民ランナークラブとして、関東でも有力な規模へと成長してきましたが、ヨーロッパの、とりわけドイツやオランダなどの先進的市民スポーツクラブと比較して、質的な面で我々の意識・行動レベルをもっと引き上げなくてはと考えています。 具体的には20年以上継続している“もっと記録向上を目指し、自由で伸び伸びと走り続けるグループ“に加え”自他の健康や楽しみも目標とする(勿論、本人も走りながら)グループ“をも包含したクラブ像を掲げたいと 思います。アトミクラブの大半のかたは、記録向上に向け日々全力を傾けています。 勿論、これは大変貴重なことだと思います。 と同時に順位やタイムにこだわることなく個人の目標とした距離や完走を目指すことも、やはり貴重なことと言えましょう。 “挑戦”という意味では、どちらも大切なことと思われるからです。 老若男女、健常者も障害をお持ちのかたも共存する様々な人たちの集まりでかつ、生涯に亘って活動できる場を、みんなで築いくことを願っています。

 最後に、アトミクラブの練習会などに参加される[皆さん一人一人が主役]であることを確認し、皆様の健康と目標達成を祈念して、新年の抱負とさせていただきます。 今後とも皆さまと楽しく交流の輪を内外に広げていきたいと思います。本年もよろしくお願いいたします。


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