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子供が生まれて想うこと 宮下毅さん |
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私事で恐縮ですが、去る11月27日に無事第二子が誕生しました。
私たち夫婦は、結婚してからしばらく、なかなか子宝に恵まれなかったのですが、3年前に長男、今年は長女を授かることができ、私たちにとっては、文字通り、なにものにも代えがたい宝物を得ることができたと思います。
この紙面をお借りして、第二子が誕生に際して、感じたこと、想ったことを書き綴らせていただきたいと思います。
私たちの場合は、いわゆる里帰り出産だったのですが、今回は、最後まで逆子が治らず、また出産予定日と小生が抱える仕事の納品日が重なり、臨月に入ってからもあまりお互いに連絡を取ることができず、家内は心細く、小生は心配な状況が続いていました。
小生もおそらく、出産の際にはそばにいてやることができないだろうと思い、申し訳ない気持ちで一杯でした。
出産予定日が近づくとともに、納品日も近づき、小生は休日も含めて連日徹夜に近い状況で働いていました。
11月26日(土)も深夜に帰宅し、少し寝たかなと思ったその時、家内からの電話がかかり、今から病院にいくとの連絡がありました。
11月27日(日)の午前4時30分のことでした。平日ではなく、休日に生まれてくるのも、小生に是非、来て欲しいという、これから生まれてくる子からの声のような気がして、すぐに支度をして朝一番の飛行機で実家の富山に向かうこととしました。
午前9時すぎに病院に到着しました。
早朝の入院だったこともあり、陣痛を遅らせる薬を投薬したそうで、家内は落ち着いていました。
午前中はさして変化もなく、私たちは今まで連絡が取れなった分、たくさん話をしました。
長男が生まれた時の事、今まで育ててきた中の思い出、新しく生まれる子供にはどんな子供になってほしいか、どういう名前にするかなど本当にいろいろと話をしました。
午後1時すぎから陣痛が始まり、だんだん陣痛が強くなるのとともに間隔も短くなりました。
小生は、家内の腰を押して痛みを逃がすことと唇の渇きを濡れティッシュで潤すことぐらいしかできません。
午後2時半ごろから、かなり苦しい様子になりました。ベッドの手すりを掴む力の具合もこれまで見たこともないぐらい強い力です。
まさに新しい命の誕生には、母親が命をかけなければならない様子を目の当たりにし、大きな衝撃を受けました。
午後3時8分、元気な泣き声とともに元気な女の子が誕生しました。幸いにも正常分娩で母子ともに元気でした。
生まれた瞬間、小生も家内も本当にうれしく大きな感激の声を上げました。
うれしくて生まれた瞬間の写真を何枚も何枚も撮りました。
また、その日の最終便で帰る時間ぎりぎりまで、今、生まれた子供の顔を何度も何度も見ました。
名前は真っ直ぐのびのびと育ってほしいという願いから「真悠子(まゆこ)」と名付けました。
今回の第二子の誕生に際して、家族の大切さ、人間の生命誕生の神秘、命の大切さ、親のありがたみなど、人間にとってかけがえのない大切なことを改めて肌で感じることができました。
この経験は、小生のこれからの生き方に大きな影響を与えるものとなると思います。
今後は、二人の子供が立派な人間に育つよう親としての責任を果たしつつ、小生自身も子供の手本となるよう人間性の向上を目指して日々精一杯生きていきたいと思います。
親ばかなので、子供のことを書き出したらきりがなくなるので、この辺で失礼いたします。
乱文乱筆に最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。
以上
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