アトミクラブ
「名古屋国際女子マラソン出場記」 小黒ミホ子さん

 小黒です。今はとっても元気になりました。 「名古屋」は沢山の方に応援していただきましたが、練習不足からか途中棄権してしまいました。

 当日の朝までは調子が良いように感じていました。 スタートして5キロくらいまでは走りも快調、周りもよく見えました。 応援に来てくれた悦ちゃん(袴田悦子さん)、伊藤ちゃん(伊藤真さん)、ヨッシー(西館義孝さん)や皆さんの姿もよく見えていました。 そのまま10キロまでは良かったのですが、15キロが近くなって来たら頭の中に酸素がいかないのか、血が回らないのか、時々ボーとなって何が何だかわからない状態になってきました。 走っていて、このままだと倒れちゃうのかな?行けるのかな?と考えているうちにまた良くなってきたりして…そのあとも行けるのか?走れるのか?それとも倒れてしまうのか?頭の中で何度かくり返しながら走っていました。 最後に出た結論は、倒れて皆さんに迷惑掛けるよりも意識の有るうちに棄権して皆さんの応援に廻ろうと…。

 15キロ過ぎバスに乗りました。初めての経験です。 先客が8名ぐらいいました。毛布に包まって寝ている人、5キロの関門で乗った同年代の二人の選手など。 この二人は棄権したわりにはとても元気が良くて、ず〜と話をしている。 彼女らの会話を聞きながらもバスは走っている選手の後に付いて行く。 走っている人を見ては、あの人は○○さん、あの人はXXさん、関門に引っかかっちゃうのかな?なんて考えていると17キロ付近で外人選手が2名乗ってきました。 RさんとSさんだ。足が長い、綺麗だ。如何したのかな?

 窓からの観光、テレビ塔、市役所、重々しくっていいね。 20キロの関門でまた4名の方が乗ってきました。 知り合いなのか、体の具合を聞き「横になるといいよ」と世話をやいていました。 横に招待選手が走っていると、窓を開け「小出さん、阿部チャン,ガンバッテ!」と頑張る選手に声をかけまくっている。 30キロ行くまでにはバスの中はもう椅子席が無くなり、そうこうしている内にバスは競技場まで辿り着きました。

 バスから降りたら能登ちゃんが入って来ました。 声を掛けたいのに気が引けて声が出ない。 更衣室中で走り終わった皆さんに会って見ると、みんながとても大きく見えました。 やっぱり若々しいし、綺麗。やり遂げた顔は素晴らしい。 完走した皆さん本当におめでとうございました。

 という事で私はリタイヤをし、応援に切り替えました。 52歳,丑年の国際大会は終わりました。いい結果の報告が出来ずスミマセン。 またこれから頑張ります。


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