アトミクラブ
奥武蔵駅伝のレポート 重谷寿克さん

 今回初めて奥武蔵駅伝に参加させていただきましたのでその感想談を書かせていただきます。

 私は昨年の5月まで兵庫県の宝塚市に在住していましたがそれ以前に東京で勤務していた当時にアトミクラブで短い期間、 練習会に参加させていただいたご縁で5年前に大阪に転勤になった以降もずっとアトミ会報が送られてきていつも楽しみに読ませていただいておりました。

 それで奥武蔵駅伝のことも会報を通じて知り、アトミクラブの毎年の活躍も知っていました。 私は宝塚ではランニングクラブには属さずに一人で練習しており、駅伝に参加する機会もほとんどなく、 いつかは奥武蔵駅伝を走ってみたいという気持ちがありました。

 ところが昨年6月に転機が訪れ、東京で勤務することになり、 7月から再びアトミの練習会に参加させていただくようになりました。 そして今回念願の奥武蔵駅伝に参加させていただくことができました。

 当日はJR八王子駅ホームで梨本さんと待ち合わせ飯能駅までいきました。 コースのことなどまったく知りませんので途中いろいろと梨本さんから話を聴き、 奥武蔵は往復のコースで私が受け持つ4区は山下りであることやアトミチームの同区間のランナーは小賀田さんと関田さんであること、 ここ数年の4区を走ったアトミランナーのタイムなどを知りました。

 話題がアトミ3チームの勝敗の行方なり、梨本さんが「僕が急遽走ることになり、 3チーム全体の記録から見てバランスを崩したみたいで申し訳ないナ。 同じチームで後半絶好調の中沢さんが控えていることもあり、関田さんがよほどの不調でない限り、 今年は3チームの中ではフォーティズの勝ちかもしれない。 他のチームの人になんだか悪いナ。」などと言うものですから私も「いえいえ、 今年の箱根駅伝で駒沢大学が負けた例もあるからわかりませんヨ。」と言いながら会場に向かいました。

 飯能駅に集合してこの大会が非常に大きな本格的ものであることを初めて知りました。 ゼッケンをもらい電車で4区のスタート地点に向かい、徐々に緊張感が高まってきました。

 前走者を待つ間、小賀田さんがいろいろ煽ってくるので「抜かれたらどうしよう。」などと考えていました。

 アトミAチームが見えてから待つことしばし、やっとアトミの3チームの前走者が見えてきて関田さん、 小賀田さんの順番でスタートしていきました。

 私のチームの原さんが3チームの中ではラストで入ってきましたがこのときは正直いってほっとした気持ちでした。

山下りのレースは初体験でしたがタスキを受けてからは気持ちよく走ることができました。  前を走る関田さんと小賀田さんの姿はまったく見えませんでしたが後続の一人に抜かれたものの10人以上かわすことができました。

 最後にかわしたランナーとは競り合いになり、非常に苦しい思いで「こいつを先に行かせれば俺は楽になるのに・・・」などと考えながら走っていました。

 次走者の青木さんにタスキを無事渡し、私にとっての初の駅伝が終わりましたが後で関田さんとの差が100m程度であったことを聞きました。

結局3チームの争いは関田さんのチームが勝ち、私のチームがビリになったわけですが、あのとき私がもう少し頑張ってもっと近づいておればレース展開も違ったものになったのではないか、 と悔やまれます。

 関田さんのチーム=梨本さんのチームが優勝したわけで梨本さんの予言どおりになってしまったことはもっと悔やまれます。

 来年はもっと力をつけてこのレースに臨みたいと思います。そしてアトミAチームが優勝し、 フォーティーズなどのアトミのチーム同士が激しいつばぜり合いを演じることを期待しております。


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