アトミクラブ
アトミのメンバーを思い浮かべて
大会参加報告 関田善作さん

次の報告は「すこやか」という出版の健康保険組合の広報誌に年代優勝者として大会参加記として寄せた文章です。

 “………大会当日の早朝は台風10号の影響で、雨風がひどく、 とてもレースのできる状態ではないと思いこんでいました。

 ところが健保施設課に電話すると「本日、予定通り行います」のテープが流れていて、 あわてて会場に飛び込んだ私です。

 大会が始まる直前になっても強風は鳴り止まず、アップ不足も手伝ってか不安のうちのスタートです。

 前半は追い風に乗って予想以上に走れたのですが、 後半2キロは強い向かい風と後ろの選手の追い上げとで、 まさに地獄の苦しみを味わいました。

 そんな大会にあって40代最後の年を年代優勝できたなんて夢のようです。 これからも健康に留意してランニングライフを満喫したい思います。

 最後に悪天候の中、お世話下さった大会関係者の方々にお礼申し上げます。……”

 と以上のような一文です。本音は違うところにありました。 小さい大会ながら優勝というものはうれしいものです。まして苦しい思いをしての1位でしたから…。

 いつもこの年代別では永岡さんの常勝でした。 今回、永岡さんのひざの疲労骨折という事がなければ優勝カップを手にすることはなかったでしょう。

 大会前の水曜日に永岡さんから「関田さん、何とかアトミのためにも優勝してよ」 と励ましの声をかけてもらいました。 このことばが後半の苦しい2キロを支えてくれました。

 また、後ろの選手に並ばれたときには、いつもCグループで練習しているメンバー森さん、 山口明さん、菊地洋さんら10数人の姿が真っ先に思い浮かび、 「一緒に苦しい練習をやってきたんだから」 と今にもやめたくなる気持ちを奮い立たせてゴールまで後押ししてくれました。

 やはり練習メンバーはいいものです。 いつも苦しい時に支えてくれる皆さんにあらためて感謝したい気持ちになりました。

 いつも皆さんには原稿依頼ばかり。たまには自分も書かねばと今回の寄稿になりました。


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