アトミクラブ
真夏の深夜バス富山行き 袴田悦子さん

シテイランナー投稿 読者エードステーション
悠Youランニングコーナー

 お盆前の8/9(土)21:30分池袋駅に集合した男女3人、空腹状態のこの3人は近くの薄暗い灯りの下で夕食となる。 ビールと夜風と手作り弁当でささやかな幸せを味わう。 どこを見回してもランナーらしき人のいない池袋駅東口。 バスは予定通り23:55分富山に向かって出発した。 バスの振動とリクライニングのベッドに戸惑い何度も寝返りを打っているうちに予定より30分早く午前5:20分砺波市役所前に到着。 「近くのコンビニでタクシーを呼んで会場に来て下さい」と大会事務局に聞いてあったのに、 コンビニが閉まっている。 電話ボックスを捜していると道路の向こう側で「マラソン会場に行きますか?」一人の青年がタクシーに乗りながら叫んでいる。 埼玉から来たというこの青年と相乗りで無事会場に到着。

 午前8時「庄川清流マラソン10k」のスタートとなった。 暑さと砂利道箇所有りという悪条件の中、 汗っかきの神奈川県人児玉さんは水からあがったばかりの遭難者状態、 そのアトを走る私もカッパ状態、既にゴールしている新宿区在住、 長身のサブスリーランナー篠原(昭)さんはカメラを持ち、ゴール前の1kをひっぱってくれる。 「50分切れるよ」この激励ののお陰で私は40分台の記録カードを手にすることができました。

 帰り際に招待選手の君原健二さんのサインをいただき私たち3人は大感激。 写真にも快く応じて下さり、ますます君原さんのファンになりました。 会場近くの銭湯で汗を流しJRを乗り継ぎ上野駅に着く。 中華料理とビールでお腹を満たし21:00上野解散となりました。 「北海道マラソンのためのトレーニングを兼ねたこの大会、この3人の北海道での結果や如何に……」


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