アトミクラブ
奥武蔵駅伝を走り終えて 山口明子さん

 来年は応援に行こうと暢気に考えていた去年の今頃・・・まさかアトミの一員として奥武蔵駅伝で走れるとは思っていませんでした。 当日の朝は久振りに午前5:00に起きて朝練習を行いましたが、いつもと同じ朝なのに駅伝に出られるのがよほど嬉しかったのか、景色がとっても明るく思えました。

 会場へ向かう電車の窓から母校の所沢西高校が見えた時、苦しみながらも必死に走っていた高校時代のことを思いだし、 しばし感慨に耽ってしまいました。

 さて、肝心の駅伝ですが私の走る5区の中継所は、近くのお寺の境内で焚き火があったり、 お茶サービスがあったりと、とても駅伝らしい雰囲気があり、緊張感を持ってのぞむことができました。 中継地点には若松さんが付き添って下さり安心して走りに専念できました。

 藤代さんからタスキをもらった時にはフォーティーズAの高橋玄太さんの姿をみることは出来ませんでした。 とにかく前のことはあまり意識せず自分の走りを心がけました。するとどうでしょう。 終盤にさしかかるあたりから高橋さんの姿がだんだん大きくなって来るではありませんか。 このままいけば並ぶこともと頭をよぎりましたが、最後のコーナーのところで高橋さんが振り向き私の姿を見つけたのでしょうか。 その後、差を詰めることはできませんでした。

 今回、アトミクラブのメンバーの中で思うように走ることができ、自分なりに納得のいく結果を出すことが出来ました。 今回の駅伝ではいつも心配をかけてきた母に、アトミのみなさんを紹介できたことと、 走ることを楽しむ私を見てもらえたことは大きな意味があったと思います。 故障が多く、苦しそうに走る姿を見るのがつらいと言って、試合の応援にはそれほど来てもらえたわけではありませんでした。 アトミの練習会に参加するようになってからは安心して見てもらえるくらい、しっかり走ることができるようになりました。

 1週間に1度だけでも自分らしく過ごせる時間と本当に話したいことを話せる場所が持てたことは心の支えになっています。 今年もできる限り練習会に参加したいと思いますのでよろしくお願いします。 また機会がありましたら母にも応援に来てもらうつもりです。                             


| アトミを繋ぐ | 寄稿集へ |