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アトミクラブ菅平合宿顛末記 「牡蠣フライ忘れ物」騒動 相馬勝さん |
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「朝ごはんは要らない!弁当も!送ってくれなくもイイよ!自分で行くから?」
菅平合宿出発の前夜、かなり気が張る原稿書きの仕事をようやく終えて、リラックスするために飲んだワインなどの量が度を過ぎてしまい酩酊。酔った勢いで、悪いとは思いつつも、家内に暴言を吐いてしまった。
ところが、この大言壮語≠ニは裏腹に、翌朝は二日酔い状態のまま、なかなか起き上がれない始末。なんとか着替えて、家内が作ってくれた朝ごはんをかけこみ、家内が運転する車で新宿の集合場所まで送ってもらうという体たらく。弁当まで作ってもらった。
バスの中では菅平までほぼ熟睡状態だったので、何とか酔いは醒め、「さあ、40km走だ。頑張ろう!」と意気込んで、キロ5分のグループでスタートしたものの、3周20kmほどで脱落。4周目は5分半のグループに入れてもらったが、30kmほどでリタイアとなってしまった。
この日は翌日の体調も考えて、夜の宴会もそこそこに9時過ぎに就寝。(いびきが心配だったけれども大丈夫だったかな?)
翌朝は何とか持ち直して、1周2kmのトレイルコースを15kmほど走る。初日の40km走こそできなかったけれども、2日間で45qとまあまあ満足。一緒に合宿に参加されていた世界選手権マラソン5位という輝かしい記録を持つUさんからも貴重なアドバイスをいただくなど、今年の合宿は成果が多かった。レースはもちろん、重要な練習の前は「体調管理が重要」という当たり前のことも痛感したし…(笑)。
帰りのバス車中で「家族にはお土産は必ず買っていってください。『お土産は洗濯ものだけ』というのはあまりにも悲しいから」とチームリーダーのNさん。
そう、毎年菅平合宿に参加したときは横川のサービスステーションで、家内との夕食用に「峠の釜飯」を買っていくと決めてはいるが、今年は自分の態度を反省して、真田の西友スーパーで家内が好きな「牡蠣フライ」などの惣菜を買う。横川ではスイーツ系のお菓子を2種類も購入。
「これでお土産は完璧」―と思いきや、自宅に帰ってから調べると、「牡蠣フライがない!」。何と、小さすぎた袋から飛び出してバスの荷台に置き忘れたようだ。
とはいえ、家内には黙っていれば分からない―とばかり、だんまりを決め込んでいたのだが、持ち帰ったレシートから「この牡蠣フライがないよ」と見つかってしまった。「いや、実は、その、なんというか…」としどろもどろになって、説明すると、「私の好きなものなのに…」と呆れられる始末。
問題はバスの中に忘れた牡蠣フライの行方。あとから、代表のSさんから聞いたところでは、Kさんが荷台から発見して、「この牡蠣フライはだれのですか」と叫んでいたとのこと。「その場にいなくてよかった!」と思うも、「最後まで、ご迷惑をおかけして申し訳ない」という気持ちで一杯。反省すべきことも多かった今年の菅平合宿でした。
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