１５年前、１０数人でスタートしたアトミクラブは、現在１２０名を超えるメンバーとなり、関東一円のランナーにとって注目存在となっている。 というのも、そのメンバーはトップレベルのマラソン大会で好記録を残し、 駅伝では実業団や学校のチームへ選手を送り出し、 東京国際女子マラソンに４名の出場権獲得者がいる …。 など堂々たる活躍ながら,初心者から国際マラソンに出場する選手まで何の垣根も作らず、 会費もメンバーの篤志、毎週水曜日の夜の陸上競技施設（織田フィールド)の開放日に顔を出せはメンバーになれるというランニングクラブだから、 参加メンバーも高校生から、６０歳近い人まで一緒に練習している。 もちろん、目立つ活躍の裏には、確実な練習メニューが存在している。 様々なレベルのメンバーをグループ分けしてのビルドアップ走を取り入れ、 月に１回タイムトライアルを設けている。 また、他のランニングクラブと協力しての交流記録会を年に２回実施するなど、 どのメンバーも常に、身近な目標を持って競技力を向上させることのできるシステムを作り上げている。 高いレベルと多くのメンバーを維持しながらも、アットホームで誰にでもオープンなクラブの体質は、 「アトミクラブ通信」なる会報の配布からもうかがえる。 出場記録やメンバーの近況、練習の報告などきめ細かい紙面づくりで、転勤や移動で地方にいるメンバーへも絶えず情報を送り続けている。 スケジュールが合えば、上京の際に練習に参加する、なんてことも抵抗なく行われているのだ。 近い将来メンバーが「日本選手権大会」への出場資格を得ることが、現在のクラブの目標だ。
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