アトミクラブ
第40回皇居周回
全国OB・OG同好者駅伝大会in皇居
5月23日(日)PM9:30スタート

開催日:2011年5月23日(日)

女子Aチームは見事雪辱を果たし1区から5区まで1位を保ち完全優勝
女子B・Cは3区まで熾烈な先着争いを演じB3位、C6位と3チーム全部が入賞した。
一方、男子は4連覇を目指したAが2位に、男子C・Dは最終5区までマッチレースを展開。
C6位、D7位で入賞を果たした。Bは後半追い上げて15位。続いて16位にEチーム、Fも健闘、27位に順位を上げた。


男子の部 5km×5区間(114チーム出場)
1位 JアスリーツA
2位 アトミクラブA
3位 小田原走ろう会
4位 千代田走友会A
5位 町田いだ天クラブA
6位 アトミクラブC
7位 アトミクラブD
8位 スズキ陸上部OB

 アトミクラブA1時間31分15秒2位
 アトミクラブC1時間37分28秒6位
 アトミクラブD1時間37分41秒7位
 アトミクラブB1時間41分19秒15位
 アトミクラブE1時間41分40秒16位
 アトミクラブF1時間46分25秒27位

女子の部 5km×5区間(29チーム出場)
1位 アトミクラブA
2位 JアスリーツA
3位 アトミクラブB
4位 MC江東シスターズA
5位 東京レディースA
6位 アトミクラブC

 アトミクラブ女子A1時間37分42秒完全優勝
 アトミクラブ女子B1時間45分03秒3位
 アトミクラブ女子C1時間48分39秒6位


【男子の部】

2位 アトミクラブA 1時間31分15秒  ナンバー:17
区間 1区
(65歳以上)
2区
(60歳以上)
3区
(55歳以上)
4区
(55歳以上)
5区
(40歳以上)
選手名 福岡豊則 関 敏夫 吉原 穣 遠藤昌志 小西 亘
区間タイム 19:31 19:06 17:56 18:53 15:49
中継タイム 19:31 38:37 56:33 1:15:26 1:31:15
中継順位 3 3 2 2 2

15位 アトミクラブB 1時間41分19秒 ナンバー:18
区間 1区
(65歳以上)
2区
(60歳以上)
3区
(55歳以上)
4区
(55歳以上)
5区
(40歳以上)
選手名 篠原義雄 酒井建雄 毛塚敏男 中井康広 津島 亨
区間タイム 19:41 28:31 18:24 17:41 17:02
中継タイム 19:41 48:12 1:06:36 1:24:17 1:41:19
中継順位 4 - 28 20 15

6位 アトミクラブC 1時間37分28秒 ナンバー:19
区間 1区
(65歳以上)
2区
(60歳以上)
3区
(55歳以上)
4区
(55歳以上)
5区
(40歳以上)
選手名 樋川仁省 関田善作 町田厚美 山口博文 福田 健
区間タイム 20:57 19:42 21:53 19:53 16:03
中継タイム 20:57 40:39 1:02:32 1:21:25 1:37:03
中継順位 11 7 12 14 6

7位 アトミクラブD 1時間37分41秒 ナンバー:20
区間 1区
(65歳以上)
2区
(60歳以上)
3区
(55歳以上)
4区
(55歳以上)
5区
(40歳以上)
選手名 茂木 正 五十嵐和夫 伊藤 君夫 黒木三郎 鈴木英明
区間タイム 20:45 20:15 20:42 19:08 16:51
中継タイム 20:45 41:00 1:1:42 1:20:50 1:37:41
中継順位 9 10 9 10 7

16位 アトミクラブE 1時間41分40秒  ナンバー:21
区間 1区
(65歳以上)
2区
(60歳以上)
3区
(55歳以上)
4区
(55歳以上)
5区
(40歳以上)
選手名 小賀田和美 永岡信昭 伊藤 真 越田秀敏 宮下 毅
区間タイム 22:03 21:30 21:21 19:42 17:05
中継タイム 22:03 43:33 1:4:54 1:24:36 1:41:41
中継順位 23 20 21 22 16

27位 アトミクラブF 1時間46分25秒  ナンバー:22
区間 1区
(65歳以上)
2区
(60歳以上)
3区
(55歳以上)
4区
(55歳以上)
5区
(40歳以上)
選手名 柴澤篤雄 秋葉晴彦 金井 康 山本健之 榊原和幸
区間タイム 22:52 22:28 22:21 20:39 17:55
中継タイム 22:52 45:20 1:07:41 1:28:20 1:46:25
中継順位 31 31 34 - 27

【女子の部】

完全優勝 アトミクラブ女子A 1時間37分42秒  ナンバー:204
区間 1区
(55歳以上)
2区
(50歳以上)
3区
(40歳以上)
4区
(40歳以上)
5区
(35歳以上)
選手名 吉田和枝 弓削田真理子 福田恵美子 渡村恵子 宇根由美子
区間タイム 20:16 19:36 19:16 19:20 19:04
中継タイム 20:16 39:52 59:18 1:18:38 1:37:42
中継順位 1 1 1 1 1

3位 アトミクラブ女子B 1時間45分03秒  ナンバー:205
区間 1区
(55歳以上)
2区
(50歳以上)
3区
(40歳以上)
4区
(40歳以上)
5区
(35歳以上)
選手名 小黒ミホ子 佐多みどり 阿部和枝 上原聡子 勝浦みどり
区間タイム 24:17 20:40 20:29 19:52 19:45
中継タイム 24:17 44:57 1:05:26 1:25:18 1:45:03
中継順位 15 5 4 4 3

6位 アトミクラブ女子C 1時間48分39秒  ナンバー:206
区間 1区
(55歳以上)
2区
(50歳以上)
3区
(40歳以上)
4区
(40歳以上)
5区
(35歳以上)
選手名 袴田悦子 濱辺久美枝 本田美恵 星野恭子 矢澤智子
区間タイム 24:27 20:30 20:59 21:43 21:00
中継タイム 24:27 44:57 1:05:56 1:27:39 1:48:39
中継順位 16 6 5 6 6


<女子の部>

女子A!1区 吉田がトップで先着、2区以降、弓削田、福田、渡村、宇根も首位を譲らず2位チームに大差をつけ完全優勝!
女子B、女子Cは4区まで熾烈な争い。女子Bは3位、女子Cも6位入賞! 

アトミ女子A
 
アトミ女子はここ数年、1区で上位争いに食い込める選手に渇望していた。 昨年までは2区以降で驚異的な追い上げを見せたがラストで届かずという結果が多かった。 今年は念願の1走に吉田が年齢の到達とともに還ってきてくれた。 A1区吉田はスタートすると男子トップグループに交じり、女子チームの後続との差をぐいぐい広げる。 最後までトップを譲ることなく1位で中継、2区檜山から代わった弓削田(昨年はB2走)も19分30に迫る走りで2位以降をさらに広げる。 3区昨年のアンカーを務めた福田もさらに勢いをつけて走りきった。 4区渡村はこの大会のためにわざわざ関西から駆け付けた。 「1区吉田さんが走ってくれるなら、きっと上位で来てくれる」と信じての参加だ。
この数年、追い上げ専門だった区間を堂々、トップで走る。 5区アンカー宇根も故障からようやく立ち直り精一杯頑張った。 後続の追い上げがないことを確認しつつ王道の走りを見せた。
女子Aはここ数年間、遠ざかっていた、待ちに待った「優勝」の二文字を獲得した。 とてもうれしい二文字だった。 走った5人メンバーもさることながらアトミクラブ女子全員にいただいた「優勝」であったということを確認しておこう。

アトミ女子B・C

1区の小黒、袴田が10秒差で入ったところからBとCとの熾烈な戦いが始まった。
2区を受けたのはB佐多、Cは濱辺、この二人は練習会でもグループを同じくするライバル同士。 C濱辺は先行するB佐多を少しずつ追い上げ、皇居の下りではC濱辺が抜きかけた。 ここから桜田門まで女の意地の張り合いだった。 B佐多が抜かせはしないと前に出たり並んだり、ほぼ同着で3区に渡る。 お互いだけを意識したせいか何人抜いたか分からなかったという。 結果はなんとBもCも10人ずつごぼう抜きした。
3区はB阿部和とC本田美が待つ。 この二人、まさか2区のBCが並んでこようとは思わなかった。 現時点でスピードと若さで競り勝った阿部が4位に、本田も負けじと5位に順位を上げた。
Bは阿部の勢いをそのままに4区上原が19分台の走りで4位、5区勝浦はさらにパワーアップで3位に順位を上げてゴールに着いた。
C本田から受けた4区星野も堅実に走り、5区に年代入りした矢澤も頑張りぬき6位入賞。 すごい!女子は出場3チームすべてが入賞を飾った。


<男子の部>

4連覇を狙ったA、一時4区でトップにたったが、この4区に異変が、結果は2位に。
CとDは1走からアンカーまでアトミ同士で抜きつ抜かれつの接戦を演じ、順位を着実に上げて6位、7位に入賞した。
Bチームは2区でA同様の異変が起き、一時は着外(カウント外)に落ちたが、3区以降が踏ん張り、後半3人がごぼう抜きで15位まで上げる。
Eも1区から堅実に走り抜き最後のアンカーで6人抜いて16位に。
Fは1区31位の成績を維持し、アンカーでごぼう抜きし、27位に上げた。

アトミクラブA

 昨年まで3連覇を達成し、今年さらに4連覇を目指したAチーム、1走福岡はB篠原、 Jアスリーツ進藤らと2番手争いで終始前に出た。 トップの川崎OB1走は断トツで前にいていたのでこれについていくと潰れると2番目を目指した。 結果は想定内の3位でタスキリレー。
2区関はスピードランナー。 2位のJアスリーツを追撃したが結局届かず3番手のまま。
3区吉原は故障細野に代わって重要区間を担う。 直前痛めたふくらはぎをテープでギュウギュウに巻き、頑張った。 川崎0Bを抜き2位に上がる。
4区は断トツの強さを持つ遠藤(昌)だ。
快調な滑り出しで2km付近でトップに躍り出たが、つかの間、さらに差を広げていこうという矢先、体に異変が起こった。 症状はこうだ。呼吸が苦しく、体に力が入らない。 ほぼ貧血状態のまま、残り2・5kmをジョグ、走り、歩きを繰り返し、何とかアンカー小西に繋いだ。
この間の遠藤の走りは「夢遊病者のようだった」と応援していたメンバーは云う。 それほど過酷に追い込んだ遠藤だ。]
5区小西はJアスリートの5区熊沢を追うが、残念ながら追い上げるには相当の差が出来ていた。 この差を詰めるには小西の脚を持ってしても届かなかった。 小西は15分49秒とこの日一番の走りで2番目のゴールを切った。 おしかったが、また次回にトライしよう。

アトミクラブB

監督の篠原が65歳代に入りB1走を担う。篠原はAの福岡らと2位グループを形成。 最後まで2位を狙ったがA福岡に10秒差の4位でタスキを繋ぐ。
2区 ※酒井は期待を背負って順調にスタートしたが、500mもいかない内に体調不良に陥った。 A4区の遠藤同様、呼吸と体のしびれ感からジョグさえままならない状態が続いた。 自分の身体の状態を確認しながら歩きとジョグでコースを走破。 蒼白の顔を見た「メンバーからよくタスキを繋いだものだ」と感心と心配の声が上がった。 3区毛塚はもう何人抜いたか分からないというほど前を行くチームを抜きまくった。 酒井の分も取り戻す走りだった。順位を堪忍できないところから28位まで持ち上げてきた。
4区は昨年秋以降、各地の大会で上位入賞を果たしている中井。 好調さはこの駅伝でも生きた。毛塚の勢いをそのままに8人を抜いて20位に上げた。
5区の津島は直前まで故障していてまだ本格的な走りを開始したばかり。 故障の再発を恐れて慎重な走りだったが、それでも5人抜きBチームの意地を見せ15番手でゴール。
(※2区を走った酒井さんはその後、回復し、いまは無理をしないジョグを続けています)

アトミCとDの競り合い

CとDは1区からアトミ同士の先着争いに終始した。
1区は樋川、Dは茂木、この二人は2番手グループのやや後方を走る。 一時樋川が飛び出したが最後は茂木が捉え、茂木9位、樋川11位でタスキリレー。
2区五十嵐が先行、C関田が後を追い上げる。 関田は五十嵐の長身が大きくなってくるのを確認しつつ自分のペースで何人かを抜いていく。 中盤で五十嵐を交わし前に出る。 この区間Cが4人を抜いて7位、D五十嵐も10位でタスキを繋ぐ。
3区はC町田、D伊藤君夫、ともに60歳代のランナーだが55歳代が欠けたため急きょこの区間を走った。 C町田は「スピードの取組ができていなかった」というように昨年の20分切の走りは出来なかった。 D伊藤(君)は「おいしいところをもらいました」と町田を交わしてまたDが先行した。
4区はD黒木(三)が気を吐き19分そこそこで走った。 追うつもりのC山口(博)は25年前のアトミの練習メンバー。 今回は本来の調子が出ないまま5区へタスキを回した。この時点でDがCを35秒先行。
5区はD鈴木(英)が35秒の貯金をもらって逃げ切るかに思われた。 ところがD福田(健)が15分台に近いタイムで前を行く鈴木を猛然と追った。 残り1kmあたりで逆転劇があり、今回は福田に軍配が上がった。 C福田はこの区間8人を抜き6位でゴール。 D鈴木も3人を抜いてCに13秒差の7位でゴールした。 2チームとも入賞入りをした。

アトミクラブE・F

1区 E・Fは1区のE小賀田、F柴澤が務めた。 小賀田が22分03秒で先行(23位)、E柴澤も23分を切る走りで(31位)で中継点に入った。
2区 E永岡が21分半ばの走りで堅実に順位を上げる。 3人抜いて20位に、F秋葉は直前に不整脈が出て慎重な走りに終始。
3区 E伊藤真は21分21秒の走りで順位を1つ下げたもののうまくつないだ。 F金井は長い故障からようやくジョグができるようになった。 当初出場の予定はなかったが55歳代にできた穴を埋めるべく急きょ出場。 「練習不足で25・6分はかかりますよ」の言葉とは逆に22分台の走りで34番目にタスキリレー。
4区 E越田はスピード練習していない自分を悔やんだ。 コース全般に渡り越田のパワフルな走りが見られない。 19分40秒台の走りで22番目に中継。一方、Fの山本は五月に萩往還140kmを走ってきたばかり。 超ウルトラを走ってきた後か、体の切れがまだ戻らず20分台後半の走りに。
5区 いよいよ、アンカー登場。E宮下が17分そこそこの走りで6人のごぼう抜き。 Bチームに続き16番手でゴール。Fは榊原が初出場。 今年49歳、来年の50歳代出場を見据えての起用となった。 山本から受けたタスキをしょい込むと最後の追い上げを開始。 カウント外からスタートし10人以上をごぼう抜き。27番目でアトミ男子最後のゴールテープを切った。

※ さて、今回でこの大会は最後との話もあるようだが存続させようとの動きもあるようだ。ベテランランナー達は来年もこの大会があるつもりで精進して行こう。


今回のタイム計測、集計には森義昭さんを始め多くの方にご協力いただきました。また多くの皆様から応援をいただきました。選手たちは心置きなくレースに集中することができ、十二分に走ることができました。本当にありがとうございました。


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