開催日:2010年5月23日(日)
男子Aチームは堂々の3年連続優勝!
男子の部 5km×5区間(114チーム出場)
女子の部 5km×5区間(31チーム出場)
男子の部1位 アトミクラブA 1時間27分41秒 ナンバー:51
男子の部5位 アトミクラブB 1時間32分34秒 ナンバー:52
男子の部9位 アトミクラブC 1時間36分13秒 ナンバー:53
男子の部15位 アトミクラブD 1時間37分30秒 ナンバー:54
男子の部17位 アトミクラブE 1時間39分02秒 ナンバー:55
男子の部34位 アトミクラブF 1時間44分11秒 ナンバー:34
女子の部2位 アトミクラブ女子A 1時間40分35秒 ナンバー:213
女子の部6位 アトミクラブ女子B 1時間45分21秒 ナンバー:214
女子の部8位 アトミクラブ女子C 1時間47分40秒 ナンバー:215
さる5月23日、関東周辺の走友会連合が主催する「皇居周回OB・OG駅伝」が開かれた。今年もアトミのベテランランナー たちが他の強豪とチームの誇りをかけて出場してきた。
<男子の部>
アトミクラブA
2区は今年60歳になったばかりの関が先行笠松クを1km付近で捉えトップに立つ。 楽々独走と思いきや2・5K付近で魔物が潜んでいた。 工事迂回路に気がつかず途中まで入ったところで、ガードマンに制止を受け、コースを逆戻りするハプニング、皇居で走るのは初めての関はかなり動揺した。 ここで20〜30秒のタイムロスし、走路に戻った時にはもう2番手のJアスリートの2走が目前に迫っていた。 関は気持ちを切り替えてもういちど飛ばす。 最終的に後続に20秒近い差をつけて3区細野に。(関は普段、地元の白岡で関田や中井、高橋博らと練習するメンバー) 3区 細野は昨年よりこの区間を19秒速く走り切り、後続との差をさらに広げた。 昨年は直前の肉離れで慎重な走りに徹したが、ことしは全開で走り切った。 連休中はポイント練習に重きをおきその成果が現れた。 ここで他チームをさらに引き離し、優勝を確実なものにした。 4区 遠藤は一昨年の突然の体調不良が頭にあり、出だしはゆっくり入り、徐々にスピードを上げてゆく走法をとった。 3キロまで抑えた走りに徹し、仮に後続に追いつかれても、次のアンカー小西が何とかしてくれるとの読みもあった。 慎重に走っても17分ジャスト。 これでは後続も追いついてこられない。 前回のタイムを1秒更新、ここでもさらに差を広げ大会記録の達成も視野の中に入ってきた。 5区 小西は昨年アンカーに予定していながら前日の肉離れで急きょ欠場するという苦い思いがあった。 今年は万全を期して臨むつもりで早い段階から追い込んだ練習をしてきた。 ところが大会1週間前にふくらはぎに違和感があり2年連続の欠場になるかと心配されたが、 軽い筋膜炎と分かり、大会までの数日間は回復に専念した。 甲斐あってアンカー区間で実力通りの走りを見せてくれた。 4区遠藤からタスキをもらった時に後続とはかなり差があることを確信し、力を抜いた綺麗な走りで余裕のゴール。 チームの昨年合計タイムを1分余り更新した。 もし2区の走路アクシデントがなければ大会歴代最高タイムが出たかも・・・10秒足らなかった。 また来年のお楽しみ。
アトミクラブB
2区酒井は復調し、小賀田の分も頑張るつもりで前を行くチームを次々に抜いてゆく。 快調な走りを続け、11人を抜き先行チームとの差を大幅に詰めた。 3区毛塚も軽い走りで前を捉えていく。18分前半の走りで、さらに順位を上げ、 9位と入賞圏内に入ってきた。 4区吉原はこのOB駅伝に照準を合わせ、調子をピークに持ってきた。 17分44秒と自身の昨年のタイムを9秒縮め、順位をさらにあげ、この時点で6番手に。 5区津島は昨年Aチームのアンカーを務めたがその後、半年以上の故障に泣いた。 この春先から徐々に練習を開始し、15分台に近いところまで復調してきた。 津島もこの区間快調な走りで「町田いだ天」「川崎OB」をかわし、4位に躍り出たがすぐ後ろに「スズキ陸上部OB」のアンカーが並びかけてきた。 後半は津島と「スズキ5走」のマッチレース、抜きつ抜かれつの競り合いは桜田門まで続き最後、門のカーブのまわり方でわずかに1秒の差をつけられた。 1区の出遅れを2区以降の4人全員がカバーし見事5位に入賞し、Bチームの総合力を印象付けた。 1区候補の樋川大先輩がいなかったことが悔やまれる。
アトミクラブC〜F
2区 C伊藤君夫が2秒前を走るE関田をすぐに捉え、先行するD金井をも1k付近で交わす。 12人を抜いて23番手に。 C関田はC伊藤君夫の背中が離れないよう必死に付くが徐々に離される。 関田も9人を抜き25位に。 D金井も関田の背中を追うが、スピード練習ができていない分、本来の力は出し切れなかった。 C伊藤、E関田に抜かれた分だけ順位を2つ下げた。 F五十嵐は何人抜いたか分からないというほど、順位を上げ20分ジャストで走り切り、意地を見せた。 着外からカウントの範囲に入る35番目まで上げる。 3区 C伊藤博之は19分21秒と実力通りの走りで順位を4つ上げ19位に。 E伊藤真は20分20秒走りで3人を抜き、22番目でタスキリレー、D町田は20分を切る走りを見せ、順位を5つ上げ、26番手まで持ってきた。 F税所は故障もあって「奥むさし」の時の切れる走りは見られなかったがチーム順位をキープ。 4区 C中井が17分45秒と快走を見せ6人を抜き、13位でタスキリレー。 いよいよ10位入賞が見えてきた。D中沢は前日夜に出場が決まった。 前日に追い込んだ練習をしたのばかりなので走り切れるか、分らないと言いつつも26位から21位へ順位を押し上げた。 E越田は練習不足からかスピードに切れが出ない。 19分台半ばで5区へ。23番目でリレー。F高橋博も補欠出場組、つなぐランで堅実に走り切った。 5区 いよいよ、ここでアトミA・Bチーム同様、40歳代スピードランナー達の最後の追い上げが始まった。 C山口は13番目でタスキを受けると持前のスピードを生かし、4人を抜き。9位入賞のおまけつきでゴールした。 これまたD福田健はさらに頑張った。21位でタスキをもらい6人抜きの15位でゴール。16分10秒はA小西に次ぐ区間2位のタイム。 E宮下も負けてはいない。17分01秒と好走。6人を抜いて23位から17位へ順位を上げた。 残るF飯村も17分台でチームを34番手まで引き上げた。 男子は114チームが出場の中、1位、5位、9位、15位、17位、34位と好成績で今年のOB・OG駅伝を終えた。Aチームは来年4連覇に挑む。
<女子の部>
W1区 55歳代 今年の女子も昨年同様55歳代のスピードメンバーがいないので昨年と同じメンバーで1走を務めた。 Aチームは小黒が1走を担う。 スピード練習ができていない状態での出場となった。 つなぐ走りに徹し、14番目で中継。B袴田もこの日に備えスピード練習の質を高めた。 A小黒に遅れること21秒で16番目の中継。 C松岡も頑張った。昨年より32秒速いタイムで中継。 W2区 50歳代 2区50歳代はA桧山、B弓削田、C佐多いずれも好走。 A桧山はすご勢いで先行チームを捉え、この区間18分53秒と 10人抜きで4位に上げる。B弓削田も負けてはいない。19分13秒の走りで11人抜き、チームを5番目に引き上げる。 C佐多も 着外から20分21秒の走りで9番目と入賞が見えるところまで持ってきた。 昨年、この年代は出場者探しに苦労したが今年からは充実した年代グループとしてここ数年候補選手の心配がなくなった。 W3区 40歳代@ Aは渡村、アトミ女子のエースとして、いつの駅伝でも牽引してきたがこの大会直前にウィルスに感染し入院を余儀なくされた。 体調は万全といえず練習不足にも加わって苦しい走りだったがそれでも1人抜き、3位に躍り出た。 B吉村も21分の走りをみせ2人に抜かれるも7番手中継。 C手嶋は緊張の中、21分29秒で順位を1つ上げ8番目で中継。 W4区 40歳代A A本田は数年振りにAチームに返り咲き。 候補に選ばれた時点から本来のスピードに磨きをかけてきた。 結果は3位ながら2位チームを捉える位置まで持ってきた。 B飯村は21分ジャストで手堅くつなぎ7位をキープ。 C山田も21分を切る走りで入賞圏内へ入れるよう奮走。 W5区 35歳代 女子Aを走ったのは福田美恵子、皇居練習会に顔を出したこともある埼玉の実力者。 先行、東京レディス、Jアスリートをどこまで追いきれるか限界に近い走りで喰らい付く。 1位東京レディスを35秒の差まで追い詰めたがここまでだった。 2番手を行くJアスリートには早々に並び、そして跳ね返した。 福田はAアンカーの重責を果たし期待に応えた。 昨年Aを担ったB勝浦みどりも頑張りの走りで東京レディスBを捉え、堂々6位入賞へ順位を引き上げた。 Cアンカーは釜池。 多忙と練習時間を取れない中、意地のランを見せた。 順位こそ8位のままではあったが20分前半の走りでCの走りを締めくくった。 女子はここ3、4年、1区で他チームから大きく離される展開が続いている。2区以降の追い上げで2位、3位にはなっているが来年こそ女子 の部で優勝の栄誉を取り返したいものだ。(来年は、いよいよ1区に吉田和枝さんや大谷妙子さんがこの年代に入る。期待したい)
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