開催日:2003年1月26日(日)
※ アトミクラブチーム 実業団と伍し堂々3位に輝く!
伝統の「奥武蔵駅伝」は「奥むさし駅伝」として名前も新たに、じつに3年間の休止期間を経て再開されました。 前「奥武蔵駅伝」が休止になってから地域の方々の嘆願や走友会の署名運動、さらに各関係機関の働きかけによってみごと復活、 われわれ市民ランナーが待ち望んだ駅伝らしい駅伝大会が帰ってきました。 前回に比べコースは若干短くなりましたが駅間を繋ぐ本格的な駅伝は健在でした。 久し振りのコースになつかしい「ふるさと」に帰ってきた気にさえなりました。 以下、当日のレースの模様を上位入賞を果たしたアトミクラブチーム、 そして自主的に編成した織田Fクラブ、代々木公園RC、代々木ベテランズ、原宿走友会チームの活躍を報告いたします。(報告 梨本) 1月26日当日は前日の強風がウソのようにおさまり、数日前に降った雪を所々に残しながらも穏やかな日よりの中でのスタートになった。 スタート時間は前大会より1時間15分早い午前9:00。選手とともに応援、付き添いのメンバーもそれぞれの持分を持って電車に乗った。 以下、出場チームの活躍の一端をリポートいたします。
【大会記録 上位6チーム】
<アトミクラブ>
1区は高畑選手、強豪がひしめく花の1区を140チーム中、9位の好位置をマークしてきた。
高畑はこれまでこの区間は何度か経験しているが、新生「奥むさし」1区の重圧をみごと跳ね返してのがんばりをみせた。
ライバル「川口」「ハートブレイク」とほぼ差がなく入ってきた。
2区は熊沢選手、 アトミクラブの看板を背負って「奥むさし」を走るのは初めて。 高畑から受けたタスキの重みを充分に感じての継走。 昨年秋まで故障に悩んだが、この駅伝に間に合わせたかのように復調。 堅実な走りで順位を6位に上げ、6番手で3区新鋭岸本選手に中継。 3区は若手のハリキリ男岸本が若さをバネに快走をした。 レース中に「沿道からアトミクラブ頑張れ〜!の声援が飛んできて、 とても嬉しかった」とあとで感想をもらしたがアトミファンの応援を背に受け、 実力以上の走りを見せて順位をさらに上げ4位で石田選手に中継。 4区石田選手もここのここのところ故障がちで練習会の参加もままならなかったが、 久しぶりの「奥むさし」はぜひ走りたいと事務局Zさんに直訴しての出場。 前半気合が入って突っ込みすぎ、後半疲れが出たというが大事な4区を手堅く走った。 1つ順位を譲ったものの5位で踏ん張り、5区奥村選手へ中継。 5区奥村と言えば過去3回、先輩山口らとともに区間賞男の異名をとっている。 今回、区間1位こそ逃したものの2番目の記録で快走。 ベテランの健在振りを見せた。最終6区の林選手へは再度順位を繰り上げ、4位で中継。 ここで3位になる足がかりを作ったといえる。 この時点で4位となった川口市陸協とは1秒差のほぼ同時中継。
6区いよいよ「奥むさし」アンカー初体験の林が登場。 取り敢えず前を行くハートブレイクとの差16秒をあっさり逆転したが、追いすがる「川口陸協」には5キロ過ぎまで執拗に迫られた。 林本来の粘りある走りは、後半まで落ちることなく生きた。 後半、「川口陸協」を突き放し19秒と差を拡げた。 さらに5位ハートブレイクには1分07秒の大差をつけて見事チームを3位入賞にみちびいた。 林の走りに前のランナー5人の執念さえ感じた。 1区から6区まで隙のないアトミの底力が大いに発揮された復活駅伝だった。
今大会から「実業団の部」が無くなり、「一般の部」に一本化された。 今回、優勝こそ逃したもののアトミクラブの選出6人は前大会からの伝統を引き継ぎ、 上位入賞の実績を守りきった。ライバル「ハートブレイク」・「川口陸協」を振り切り、 一般クラブチームとしては実質トップに位置する立派な成績を残したといえる。 アトミクラブの「奥むさし駅伝」は今回からまた始まった。 次回以降もこの伝統を守りたいものだ。
<織田Fクラブ>
織田Fクラブは練習会AとBグループのメンバーを中心に自主的に構成された。
------------------- <三つ巴3チーム> ------------------- 代々木公園RC 38位 2時間24分31秒
代々木ベテランズ 40位 2時間24分47秒
原宿走友会 48位 2時間26分30秒
1方、代々木公園RC、代々木ベテランズ、原宿走友会の三巴のレースはどうだったのか? この3チームは3つ巴の接戦の期待に応えるように最終アンカーまで見事な先着争いを演じた。 各区間で激しく順位が入れ替わり、選手配置の絶妙さを感じさせられた。 <まず1区から2区への中継点> では織田Fクラブの中沢選手が代々木ベテランズの篠原(義)選手に1分7秒差、 原宿走友会の永見選手に1分14秒差をつけて先行。 <2区から3区での中継点> では、代々木公園RCの吉田選手が先行、 続いて22人抜きを演じた好調原宿走友会の中井選手が35秒で続く。 54秒差で代々木ベテランズの小川選手。 <3区から4区の中継点> で順位が逆転。原宿走友会の梨本選手が先行。20秒差で代々木公園RCの川名選手。 確実に先行2選手とのタイム差を詰めた小賀田選手が24秒差で続く。 <4区から5区の中継点> で更に順位が逆転。好調代々木公園RC越田選手が先行する伊藤選手を抜き先行。 抜かれながらも後半しつこく粘った原宿走友会伊藤選手は7秒差で中継。 少し距離があって49秒差で代々木ベテランズ原選手が続く。 <5区から6区の中継点> でも順位に変動あり。代々木公園RC大野選手が順位を守って先行で中継。 ここのところ確実に力をつけてきた代々木ベテランズの金井選手、 先行する原宿走友会遠田選手との差を逆転し、代々木公園RCから25秒差で中継。 続いて24秒差で原宿走友会。いよいよアンカー勝負。ここまで先行と3番手との差、49秒。 <最終6区> では代々木公園RC篠原(昭)選手が逃げ切り38位でゴール。 これを追う福爺こと代々木ベテランズ福岡選手、その差を少し詰めたものの代々木公園RCの先行を許して16秒差の40位でゴール。 続いて後半力及ばず原走友会染谷選手は1分43秒差の48位でゴール。 まさにどの区間も息の抜けない選手配置だった。 それにしても61歳、60歳、57歳、54歳、52歳とオールドランナーを配した「代々木ベテランズ」がここまで走るとは…敬服の一語につきます。
当日は早朝から寒い中を多くの付き添いの方から選手をサポートしていただきました。おかげ様で選手の皆様は思い切り走る事ができました。 どうもありがとうございました。 <付き添い、応援の方々> 若松宏一、大塚浩、秋葉晴彦、本田美恵、加賀耕三郎、高橋玄太、粕谷達、 森義昭、袴田悦子、安部直美、酒井健雄 以上11名です。 とくに酒井さんには早朝にもかかわらず、選手受付、当日の段取り、新年会の幹事などいろいろな面でたいへんお世話になりました。 ほんとうにありがとうございました。粕谷さんには新年会の面倒を見ていただきました。 今回の駅伝はタスキには計測チップがついており、すべてのタイムと順位が自動計測で行われた。その為、表彰式と同時に全選手の成績が駅 伝終了後すぐにプリントアウトして配布されました。この結果を見ながらのアトミクラブの新年会はおおいに盛り上がりました。
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