アトミクラブ
第19回東日本国際駅伝大会

開催日:2008年10月5(日) (於 米軍相模原補給廠)

<一般女子の部>
 アトミA、奇跡的な逆転で感動を呼ぶ優勝!昨年の雪辱を果たす。
4区での鮮やかな逆転劇に神奈川新聞も特筆。
アトミBも6位入賞!

<壮年女子の部>
 アトミFが1区から飛びぬけ、見事6連覇を達成。Gも続けと2位。

<壮年男子の部>
 アトミMチームが最終区まで競り合いを見せた。
今回は惜しいところで優勝を逃す。

<一般男子の部>
 アトミIチームが強豪ひしめく282チームの中にあって6位に入賞。
万全なメンバー構成で来年は優勝だ!


<一般女子> 15km 56チーム出場
チーム名 チーム
NO
タイム
1区
(4.8km)
2区
(5.2km)
3区
(1.9km)
4区
(3.02km)
アトミクラブA 479 53:28 1 渡村恵子 新城かおり 大岸明子 神田久恵
アトミクラブB 480 59:50 6 釜池美智子 阿部和枝 中山真理 矢澤智子
アトミクラブC 481 1:04:30 11 貴傅名あゆみ 梅村京子 油井志穂 小林敦子
アトミクラブD 482 1:04:50 13 木村由美 新井友夏 森田陽子 藤代美代子
アトミクラブE 483 1:10:51 21 浮洲純子 福岡菜穂子 吉木誉絵 加藤 愛

<壮年女子> 15km 8チーム出場
チーム名 チーム
NO
タイム
1区
(4.8km)
2区
(5.2km)
3区
(1.9km)
4区
(3.02km)
アトミクラブF 96 58:42 1 桧山恵子 吉村和代 佐多みどり 山内朱美
アトミクラブG 97 1:06:51 2 星野恭子 蛎崎まなみ 袴田悦子 岡田綾子

<一般男子> 25Km 282チーム出場
チーム名 チーム
NO
タイム
1区
(9.76km)
2区
(5.2km)
3区
(4.8km)
4区
(5.23km)
アトミクラブI 149 1:21:05 6 河野陽一 中里綾介 大舟幸信 山中孝一郎
アトミクラブK 144 1:30:06 20 諸熊泰明 高橋忠士 藤本正樹 加藤仁士
アトミクラブJ 148 1:30:37 23 深瀬雅文 田中博之 竹内良彰 中村利峰
アトミクラブL 145 1:41:41 59 貴傅名甲 森進一郎 鈴木卓史 河田寛人

<壮年男子> 20km 122チーム出場
チーム名 チーム
NO
タイム
1区
(4.8km)
2区
(5.2km)
3区
(4.8km)
4区
(5.23km)
アトミクラブM 372 1:05:51 2 津島 享 篠原 充 篠原 聡 遠藤昌志
アトミクラブN 373 1:10:43 7 飯村 聡 赤間順一 五十嵐仁一 鈴木孝則
アトミクラブO 374 1:14:52 14 吉原 穣 中井康広 毛塚敏男 越田秀敏
アトミクラブO 376 1:18:22 17 大廣剛志 伊藤博之 柴崎康男 篠原義雄
アトミクラブS 378 1:18:56 20 梨本忠三 小賀田和美 樋川仁者 石井義之
アトミクラブT 379 1:19:12 22 山内 修 米川博之 大西 誠 金井 康
アトミクラブR 377 1:19:36 24 奥山誠一 篠原昭二 五十嵐和男 中津修平
アトミクラブU 380 1:23:59 39 大神輝博 伊藤君夫 伊藤 真 永岡信昭
アトミクラブP 375 1:27:04 47 関田善作 吉本稔朗 若松宏一 梨本忠三
アトミクラブV 381 1:36:33 86 三浦勝男 粕谷 達 菊地省三 古田 誠


一般男子25.018km 出場282チーム
11時間18分17秒 平塚市役所A
 (佐伯-久野-佐藤-石井)
21時間20分03秒 ハリアーズA
31時間20分40秒 DREAM-A
41時間20分51秒 厚木市役所A
51時間21分00秒 リスタートA
61時間21分05秒 アトミクラブI

壮年男子20.065km 出場122チーム
11時間05分22秒 ハートブレイクA
 (加藤-藤田-寺崎-北)
21時間05分51秒 アトミクラブM
31時間06分36秒 NECドリームA
41時間06分46秒 湘南RCーB
51時間07分39秒 リスタートE
61時間09分24秒 橋本走友会C

一般女子15km 出場56チーム
153分28秒 アトミクラブA
 (渡村-新城-大岸-神田)
253分45秒 ラフィネA
357分05秒 葛西ランナーズW
457分58秒 リスタートM
559分17秒 ハリアーズA
659分50秒 アトミクラブB

壮年女子15km 出場8チーム
158分42秒 アトミクラブF
 (桧山-吉村-佐多-山内)
21時間06分51秒 アトミクラブG
31時間07分37秒 横浜瀬谷走友会A
41時間08分27秒 鎌倉FRC
51時間09分32秒 横浜中央走友会H
61時間16分33秒 サンウェイV


<女子一般>
 昨年、故障者が続出し屈辱の4位に甘んじたAチーム。 今年は渡村、新城、大岸、神田の新オーダーで臨んだ。 1区渡村はスタートからトップとデッドヒート。 さすがベテラン、粘りの走りをみせ僅差2番手でタスキをつなぐ。 続く
 2走は新城。 9月の菅平の合宿で力強い走りを買われて2区の重責を担った。 この2区でトップに立ったのは昨年優勝チームの「ラフィネA」の星野芳美選手。 全国でその名も知れたスーパーママさん選手。 ここからは「ラフィネ」と「アトミ」のマッチレースがアンカー区間まで続く。 「ラフィネ」の星野選手は男性を思わせる力強い走りで追いすがる新城を離しにかかる。 だが新城も負けてはいない。 「ラフィネ」の独走を許さじと最後まで粘りきりその差を最小限にとどめる。
 3区は大岸が初出場。 最短区間の1・9kにパワーとスピードを生かして前行く「ラフィネ」に食らいつきその差を若干詰める。
 1位ラフィネ、2位アトミAの順位は変わらず最終4区3・2kに移る。 ここでドラマが展開された。 4区先行「ラフィネ」の選手は今年の富士登山の優勝者、逃げ切りは予定通り。 アトミの4走は伸び盛りの神田、中継点での差は250mから300mくらいあったろうか。 この時点で応援していたメンバーの誰しもが逆転は難しいと思ったに違いない。 神田小柄な体に似合わずストライドを大きく伸ばし、まさに草原を行くチーターのようにしなやかな走りで前を追った。 無謀とも思える走りで積極的に詰めていく。 われわれ応援メンバーが神田の姿を見たゴール手前500mではすでに「ラフィネ」の選手を捉えていた。 この大胆な走りが奇跡的とも言える逆転の優勝をもたらした。
 同時出場のB釜池、阿部、中山、矢澤は確実につなぎ6位入賞を果たした。

<壮年女子>
 Fチームは桧山、吉村、佐多、山内のリレーで6連覇に挑んだ。 1走の檜山が最初から飛び出し断然のトップで2区吉村に
 2区起用の吉村はアトミの駅伝は初出場。 走る前「緊張します」と控えめに言っていた吉村だが桧山のスピードを受けて後続をさらに引き離す。
 佐多も2K弱の3区を豊富な練習量に物言わせて走りきりその差をさらに広げる。
 急遽出場の山内もアンカーの重責を十分果たした。
 女子壮年が走ったこの部門は同時スタートの「一般女子」、「混成の部」が入り乱れ、全体の順位がわからないままのゴール。 「2位だったのでは?」の声も聞かれ、チームは一瞬気落ちしたが結果は2位に8分の差をつける堂々の6連覇を達成。 見事な勝ちっぷりであった。
 一方、Gチームは昨年も1走を務めた星野に蠣崎、袴田、岡田とつなぎ2位で1,2フィニッシュを達成した。

<一般男子>
 一般男子出場のIは若手中心にオーダーを組んだ。 ここ数年1区を担った中里を2区に回し、今年は中学生の頃から練習会に参加している河野を1区に据えた。 1走河野が先頭グループにつき6番目で中継。
 2区中里は好調。14分台の走りで前3人を抜き3番手に上げる。 前半二人でどこまで上げられるかがこのチームのポイントであった。ここまでは予定通り。
3区大舟、4区山中は急遽このチームでの出場が決まった。若手スピードランナーが欠け苦しい台所をこの二人が担った。
3区の大舟は「追い込み練習が少なく厳しかった」ともらしたが抜かれたのは2人に留め、最終区アンカー山中に中継。
 山中はここのところで15分台の地力をつけてきた。山中もこの区間で一人に抜かれたものの5位とは5秒差の6位に入り入賞を果たした。
 昨年は5位、そして今年は6位と上位チームに対抗できる力がついてきた。 来年は若手の奮起に期待、さらに順位を上げたいものだ。
 このメンバーに富張、大野、岩山、大沼、赤星、大黒などが加わってくると1位にも対抗する力となりうるだろう。
 同時出場のKは20位、Jが23位、Lが59位と健闘した。好調 中里は1月の「奥むさし」1走が約束されている。

<壮年男子>
 昨年、久し振りの優勝を味わった壮年代表Mチーム。 今年は小西、山口が欠け苦戦が予想された。 アトミをマークする「ハートブレイク」「リスタート」「NECドリーム」らの強豪を相手にどこまで頑張れるか注目された。
 今回、1区には40台になったばかりの津島がついた。 津島は先頭グループにつき、「リスタート」に川嶋(現東洋大監督)選手を終始マークし、トップを伺った。最後は川嶋さんをかわして僅差の2位でタスキリレー。
 2区は昨年3区を走り逆転劇を演じた篠原充。 篠原はその広い歩幅で早々に前を捉え、トップに躍り出た。
 3区は充の双子の兄、篠原聡。 ここ数年、故障と病気に泣き、充分な練習ができていなかった。 タスキをもらうと2番手の「ハートブレイク」に並ばれたがしっかり付いていく。 最終区、遠藤にはそれほど差のないところで中継。
 4区は「ハートブレイク」と「アトミ」のマッチレース。 中盤までは遠藤がピッタリつき、トップゴールに期待が持たれた。 しかし「ハートブレイク」の若手選手は後半でスパート。残念ながら遠藤は最後で力尽き2位に。
 今回苦戦が予想された中で津島の積極的な走りと篠原充の安定感が目を惹いた。 来年はまた優勝を取り戻したい。 Nチームは飯村、赤間、五十嵐、鈴木でオーダーを組み奮走。 6位には1歩届かず7位。惜しかった。
以下O、Q、S、T、Rが14位から24位までに入り層の厚さを見せ付けた。

---10月6日の神奈川新聞の駅伝掲載記事から---
アンカー力走で逆転(一般女子)
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アンカー神田の逆転劇でアトミクラブ-Aが一般女子を制した。
 「みんなでつないだたすき。何とかしたかった」400mの差を追いつき、並んでからは一気に突き放す力強い走りだった。 神田は県藤沢高校出身。
 当時は中距離がメ−ンで「関東大会に出るのが目標という程度の選手だった」都内を拠点に活動する同クラブで力を付け、今はフルマラソンにも挑戦する。 9月長野・菅平高原で行った合宿では40km走で追い込んだ。
 横浜市在住、1区を走った先輩市民ランナーの渡村から「脂が乗るのはこれから。記録はまだ伸びる」とハッパを掛けられた29歳は「次の目標は東京国際マラソンで2時間40分を切ること」快活な笑顔に充実の汗が光った。  実力者がそろい快勝!


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