アトミクラブ
第16回東日本国際駅伝大会

開催日:2005年10月2(日) (於 米軍相模原補給廠)

真夏を思わせる快晴の相模原「東日本国際駅伝」
一般女子優勝と4位、そして壮年女子も優勝と4位、ことしも女性陣の強さが目立った。
壮年男子2位、一般男子チームは残念ながら入賞争いに参加できず。
アトミから出場の22チームは秋の駅伝を満喫

 10月2日、相模原米軍補給廠において第16回「東日本国際駅伝大会」が開かれた。
今年もテロへの警戒からか入門の制限が敷かれパスポートなしには入場できないという規制があったが入場に関しては昨年ほどの混乱もなくすんだ。
当日は朝から陽差しが強く女子、壮年男女チームがスタートするころには30度近くに達し、 みな真っ赤に日焼けしての駅伝大会参加となった。

 今大会は混成の部を含め1022チームがエントリー、わがアトミクラブからも一般女子チーム4、壮年女子2、一般男子5、壮年男子11チームの22チームと過去最多の出場数となった。
結果は女子一般でAチームが菅野のスパートで優位に立ち能登、小町谷がさらに差を広げ、最後は渡村で後続ハートブレイクを2分近く引き離し堂々の優勝を飾った。 女子Bも奮闘し4位。壮年女子ではEチームが大後、桧山、佐多、本田の豪華リレーで2位東京レディースに3分ちかい大差をつけ優勝。 Fも手堅く4位に入った。今年もまた女子一般、壮年女子ともに抜きん出た強さが目を引いた。

 一方、一般男子はGチームに入賞の期待が寄せられたが1区走者中里の脚にアクシデントがあり、 入賞の一文字は消えたが同時出場のHとIが、Gチームに先行し、Gがそれ追い上げる展開で俄然チーム内の先着争いに興味は移った。 沿道のアトミメンバーから3チームに熱い声援がとんだ。 壮年男子Hは今年から壮年に仲間入りした山川、宮下を加え1区遠藤昌とアンカー山口のメンバーで昨年4位の雪辱を期すべく万全のチーム編成で臨んだ。 もっか最強チームを自負する藤沢商業OBチームに1区から果敢に挑んだ。 1区遠藤が奮走、山川、宮下が手堅く繋ぎ、アンカー山口の猛烈な追い上げで一時独走状態にあった藤沢に33秒差までに迫りの2位に食い込んだ。 優勝こそ逃したが来年に向けてのリベンジの目標が出来た。一方、壮年9チームによる身内同士の先着争いはアンカー区間のゴール手前100m以内に4チームがひしめき接戦の末、 Uチームがゴール直前に逆転し先着した。


<一般女子 15km>(完走76チーム)
アトミクラブA優勝!53分23秒
昨年:53分31秒
菅野朋子、能登晴美
小町谷綾、渡村恵子

<壮年女子 15km>(完走23チーム)
アトミクラブD優勝!56分01秒
昨年:55分37秒
大後みどり、檜山恵子
佐多みどり、本田美恵

<壮年男子 20km>(完走266チーム)
アトミクラブH2位入賞1時間05分43秒
昨年:1時間08分02秒
遠藤昌志、山川 寛
宮下 毅、山口正春


【参考】

一般男子(25km)
12位1時間24分06秒 アトミクラブH
13位1時間24分07秒 アトミクラブG
19位1時間26分52秒 アトミクラブI

壮年男子(20km)
1位1時間05分10秒 藤商OB
2位1時間05分43秒 アトミクラブL
3位1時間07分27秒 ハートブレイクF
9位1時間11分07秒 アトミクラブM

一般女子(15km)
1位53分23秒 アトミクラブA
2位55分12秒 ハートブレイク
3位56分04秒 EA選抜
4位57分22秒 アトミクラブB

壮年女子(15km)
1位56分01秒 アトミクラブE
2位58分46秒 東京レディース
3位1時間01分35秒 ニコチャンズママ
4位1時間01分56秒 アトミクラブF


以下、部門別の活躍を能登さん、山川さんの駅伝参加記を挿入して大会の模様を報告しよう。

<一般男子の部>
 上位入賞を目指したGチームは思わぬところで落とし穴が待っていた。 1区の中里が走り始めてすぐにマメをつぶし、いつもの走りができずズルズルと後ろにさがった。 ところがここでHとIが先行、壮年チームよろしく一般男子も身内の3チームによる先着争いに切り替わった。 1区ではIの斉藤悟が先行、ついですぐ後ろにH篠原充、そして時間をおいて中里と続いた。
 興味は先行するIとHをGがどこで追いつき交わすかに変わった。 2区でもIの大舟とHの篠原聡が競ってきた。 この時点でGの中村には前2チームの姿は見えない。 3区はGのエース向井が大きくあったH・Iとの差をかなり詰めたがH酒井拓、I飯村も必死に逃げた。 順位の変動はならなかった。 最終区では逃げるH久保田とI石井をG高畑がどこで交わしてくるかすでに走りを終えたメンバーが興味をもってゴール地点で待った。 ゴール100m手前ではやはりG高畑が期待通りの走りでH久保田を交わしてきた。 だがすぐ後ろにはH久保田がぴったりマークしている。 残り100mから久保田は若さにまかせて猛然とスパート。 15mから20mあった差がみるみる縮まり最後は同着だと思われたが胸の差で久保田が競り勝った。
H:12位、G:13位、I:19位、J:48位、K:66位

<一般女子の部>
 1区は一般女子A菅野、スタートとともに飛び出した。 同時出走の壮年男子に交じり一歩も引けをとらない走り。 この花の第1区ですでに1位を確保し最終アンカーまで一度も後続チームに先行を許さず女子一般で連続優勝した。 ここでは能登さんに登場願って女子Aチームの大会参戦の模様をレポートしてもらった。

『アトミクラブAチーム 東日本駅伝勝利への道』   能登晴美
 アトミクラブAチーム勝利への道:といっても、オーダーを見た時点で、勝利は目に見えていたのだが、あえて、ご報告しよう。  1区朋ちゃん、快調に飛ばして、女子3人目でタスキ渡し。 1位は異常に速い高校生だったので、カテゴリー外で、無視。 2位女子大生から20m差くらいの3位で、2区notoが襷を受ける。  やべぇ〜。3キロじゃ離されて終わっちゃうよー(@@;Aアセアセ)。 案の定、2キロ過ぎても追いつけなくて、どうせ離れるなら、 2キロで終わりなら、リスクが少なくて済んだのにぃ(;-;)と思っていたら、 みるみる女子大生が近づいてきて、そっからは、いつもの「オエー、オエーッ」声出しまくりのnoto。 声にビビッタのか、女子大生はあっさりnotoに道を譲り、notoは2位で襷渡し。 (襷渡し後も、しばらくオエオエ言ってた。)
 3区あやは、すごい形相のnotoを見てスイッチが入り、猛ダッシュ!誰にも抜かれることなく、何人かおじさんを抜いて、 尚且つ“被害妄走(想)あや”は、「誰か、追いついてくる!」(誰もいないって・・・)と、 ラストスパート!変わらず2位で襷を4区トムさんへ。
 ゴール200m手前で応援したけど、「おーい。トムさーん。それ、サボリ過ぎじゃないの?」ちょっとした、ペース走程度の、小気味良いハッハッという呼吸音が聞こえただけだった。 結局、一般女子では最初から最後までトップ独走だったらしい。
番外編:この駅伝は、年に一度、アトミクラブ関係者が一番たくさん集まる日。
事務局Eさんは、新しいメンバーの顔と名前を一致させようと必死!あやを見て「この方はなんて言うの?」周りにいた人が「あややだよ。あやや。」
事務局Eさん「え?なに?『こまち・あやや』さん?」「惜しい!」(^^; ※あやの本名は駅伝オーダー参照

Aは昨年のタイムを8秒更新、2位に2分近いの差をつけてぶっちぎりの優勝だった。

 能登さん、レポートありがとうございました。若手で編成したBも塚本、染谷、中山とよく繋ぎアンカー西澤もうまくまとめ強豪がひしめくこのクラスで堂々4位に入った。C:11位、D:15位と好成績をあげた。

<壮年女子の部>
 Eチームは昨年の1区福地に代わり大後が大役を買って出た。 大後は断然トップで1区を制し、2区以降は昨年とまったく同じ顔ぶれ。 2区檜山、3区佐多、アンカー本田も本来の力を出し切り、久し振りに優勝返り咲きを狙うライバル「東京レディース」に3分近い差をつけて堂々3連覇。 Fは濱辺、楡井、坂東とつなぎ、さいごは新人山内が踏ん張って3位に20秒差の4位。入賞にあと1歩と惜しかった。

<壮年男子の部>
 壮年男子もL1区遠藤昌が昨年の雪辱を期すため藤沢高OBの同堂選手と渡り合った。 以降2、3区で喰らいつきアンカー山口が猛追したが33秒差で惜しくも2位に甘んじた。 Lチームの活躍の模様は2区を務めた山川選手に譲ろう。

『来年のリベンジに向けて』    山川 寛
【壮年L】
 念願かなって晴れて壮年の地位を得たボクにとって、東日本国際駅伝に「壮年の部」で走ることはとても楽しみだった。 昨年優勝のトーショーボーイ…じゃなかった、藤商OB(壮年ヨロシクオヤジハイッテマス)。 知る人ぞ知るかつての名ランナーで構成され、もっとすごいのは現在もバリバリ君なところ。 我がアトミの壮年Lチームも自称バリバリ君の集まりで、普段は若手とは遜色ないと自負しているものの今回はチャレンジャーとして挑んだ。
 1区の遠藤選手は中間までトップ。 その後、背後をつけていた藤商OBのT選手(フルベスト16分台)にトップを譲り2位で山川へ。
 先方を行く藤商OBのK選手も福岡やびわこで競ったことのあるかつてのライバル。 この区間でさらに差をつけられ3区の宮下選手に! 
 相手のF選手はアトミで一緒に練習していたスピードランナー。 差は縮まらないまま我らが希望の星、アンカー山口選手に。
 その軽快な走りで大幅に差を詰めるも3区までの借金を30秒程返せないまま2位でゴール。
 昨年4位ということもあったが誰の口からも「まあいっか」との妥協の言葉は打ち上げ会場「ギョミン(うおたみ)」でも聞かれず、来年のリベンジに向けてか知らねど乾杯練習のインターバルが繰り返された。

 中井が1走を走ったMチームも吉原、中沢政、谷川とつなぎ、 厳しいレース展開ながら健闘、戦国壮年の部にあって9位と善戦した。 同時出場のN、O、P、Q、R、S、T、U、Vの壮年9チームはどこが先着しておかしくない布陣。 スタートの1区から激戦を展開。身内同士による醜い?先着争いを演じた。 アンカー区間のゴール付近では100mの間にU、S、O、Pの4チームがひしめき合い最後10mに執念を見せたUチームが先着した。 U30位、S31位、O31位、P32位と続いて入りその差わずか19秒。 続いてN42位、Q46位、V49位、T69位となった。 残念だったのはRは中継点でのタスキが繋がらず3区以降途中棄権となりゴールできなかったことだ。


<一般女子の部> 参加76チーム 
チーム名 総合タイム 順位 1区 5Km 2区 3Km 3区 2Km 4区 5Km
アトミA 53分23秒 1位 菅野朋子 能登晴美 小町谷綾 渡村恵子
アトミB 57分22秒 4位 塚本恭子 染谷比呂乃 中山真理 西澤純子
アトミC 1時間04分37秒 11位 中村早苗 沼野三津子 山崎昌子 安藤留美子
アトミD 1時間07分34秒 15位 浮州順子 岩崎千香 蠣崎まなみ 袴田悦子

<壮年女子の部> 参加23チーム 
チーム名 記 録 順位 1区 5Km 2区 3Km 3区 2Km 4区 5Km
アトミD 56分01秒 1位 大後みどり 檜山恵子 佐多みどり 本田美恵
アトミE 1時間01分01秒 4位 濱辺久美枝 楡井三恵子 板東恭子 山内朱実

<一般男子の部>参加292チーム 
チーム名 記 録 順位 1区 10km 2区 5Km 3区 5Km 4区 5Km
アトミH 1時間24分06秒 12位 篠原 充 篠原 聡 酒井拓磨 久保田和也
アトミG 1時間24分07秒 13位 中里綾介 中村利峯 向井孝明 高畑吉元
アトミI 1時間26分52秒 19位 斎藤 悟 大舟幸信 飯村 聡 石井義之
アトミJ 1時間38分49秒 48位 吉原 穣 藤本夏樹 入佐泰明 米川博之
アトミQ 1時間39分54秒 66位 中村貴志 斎藤 剛 石井伊久磨 笹川潤一

<壮年男子の部> 参加232チーム
チーム名 記 録 順位 1区 5Km 2区 5Km 3区 5Km 4区 5Km
アトミL 1時間05分43秒 2位 遠藤昌志 宮下 毅 中沢政延 山口正春
アトミM 1時間11分07秒 中井康広 吉原 穣 中沢政延 谷川久朋
アトミU 1時間19分16秒 30位 高橋博之 伊藤君夫 山内 修 大神輝博
アトミS 1時間19分18秒 31位 中澤修平 渡辺健児 森 義昭 中澤修平
アトミM 1時間17分16秒 27位 高橋博之 伊藤 真 高橋玄太 中澤修平
アトミO 1時間19分26秒 32位 酒井健雄 松波 哲 樋川仁省 粕谷 達
アトミP 1時間19分35秒 33位 福岡豊則 高橋玄太 古田 誠 福岡豊則
アトミN 1時間21分09秒 42位 川島健二 武藤 実 関田善作 菊地省三
アトミQ 1時間21分44秒 46位 越田秀敏 五十嵐和夫 富張光夫 三浦勝男
アトミV 1時間22分05秒 49位 篠原義雄 柴崎康男 金井 康 岡田真晴男
アトミT 1時間25分43秒 69位 毛塚敏男 奥山誠一 若松宏一 松谷 敬
アトミR 途中棄権 篠原昭二 吉木稔朗


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