アトミクラブ
第9回東日本国際駅伝大会

開催日:1998年10月4日(日) (於 米軍相模原補給廠)

女子チームAチーム猛追、優勝ニューバランスを脅かす堂々の2位!
女子Bも19位と健闘!
壮年男子アトミCも8位入賞!D20位、E24位とこれまた奮走!

<女子の部> 参加143チーム
順位 チーム名 タイム 1区 5k 2区 3k 3区 2k 4区 5k
 2位 アトミクラブA 55分31秒 山口明子 山田明美 奥村直美 菊地洋枝
19位 アトミクラブ 1時間6分19秒 松本洋子 金塚順子 袴田悦子 飯沼恵子

<壮年男子の部> 参加306チーム
順位 チーム名 タイム 1区 5k 2区 3k 3区 2k 4区 5k
 8位 アトミクラブC 1時間10分20秒 篠原 梨本 太斎 酒井
20位 アトミクラブD 1時間14分54秒 関田 秋葉 高橋 秋葉
26位 アトミクラブE 1時間15分29秒 牛木 藤代貢 小賀田

出場者写真

アトミA(女子)は実業団主力選手と堂々渡り合い2位を獲得!

 「樽本つぐみ、深尾真美、村中奈保美、吉田光代」この選手たちの名を知っているだろうか?表記の女子選手はこの駅伝のために協賛「ニュ ーバランス」が集めた実業団混成の有名選手たちだ。
アトミA女子はこの「ニューバランス」を相手に堂々渡りあった。 

 1区「山口明子」はスタートという重圧にもめげず強豪ひしめくこの区間を3年連続つとめた。
「練習不足です。」というわりに同走、壮年男子D・Eの1区走者「森、関田」を従え、 18分20秒台の好タイムで2区「山田明美」にタスキを渡す。区間4位、まずまずの出だしだ。

 4番手でタスキを受けた「山田明美」はこの駅伝初出場。
大会前から「緊張します」と云っていたが走ってみれば前2人をぬく快走をみせチームを2番に押し上げた。

 3区「奥村直美」も持ち前の粘りで2位を確保。
「短い区間だけど抜かれないかしら?」の不安をよそにこの区間でも踏ん張って走った。

  そしてアンカー「菊地洋枝」がまたまた意地を見せる。
タスキを受けたときには前を行く「ニューバランス」のアンカー吉田選手に300mぐらい差をつけられていた。
「途中、急な追い上げで意気が上がってしまった」とご本人。しかし残り500mを切った時点では50mぐらいに詰めた。
さらに差をつめようとした矢先、「ニューバランス」チームの応援から「すぐ後ろにきているゾー」の声がかかり、 うしろの追い上げに気がついた吉田選手にそのままの差で逃げ切られた。

実業団主力選手と堂々渡りあい惜しくも11秒差でかわされたが見事2位に入った。
ふだんから一緒に練習しているメンバーでの2位は見事の一語に尽きる。来年もやるぞ!


アトミB(女子)「洋子、順子、悦子、恵子」駅伝初体験組、
初出場ながら156チーム中19位!大活躍!

 アトミ女子Bは駅伝初体験組が3人出場、タスキのかけ方もママならないメンバーが大奮闘!

 1区「松本洋子」当初3区を走る予定でいたが若さを買われて1区に急遽変更となった。
途中何度も走りをやめたい衝動にかられたそうだがそこはガマン。
5kの区間を22分台、自己新のペースで走りきった。大いに自身をつけたことだろう。

 2区「金塚順子」大会直前思わぬところでカゼに見舞われ絶不調!鼻水、鼻声を押しての出場。
まわりの心配をよそに前行くチームをごぼう抜きしていった。さすがベテラン、見事責任をはたした。

 3区「袴田悦子」はこのような大きな駅伝大会に出場するのは初めて、金塚の走りに刺激され2kmのこの区間を必死に走りぬいた。
「本当に楽しかった。」と云うようにこの駅伝を満喫していた。

 4区「飯沼恵子」は1区を走った松本の実のお姉さん。
妹がスタートで姉がアンカーで締めくくるというこのチームのアットホーム的な性格がそのままに出ていた。
恵子は袴田からタスキを受け最初から飛ばす。ただ前日に皇居4周近くを走ったという疲れか後半伸びにかけた。
それでもチームを19位の位置に保つ頑張りのある走りを見せた。


「壮年の部」アトミC8位入賞。
D(20位)E(26位)は各区間でまたまた競り合い僅差でDが先着。

 アトミCは、「篠原」が猛者のいる1区のきびしい区間を16番手ぐらいの好位置で2区「梨本」に渡す。

 調子をあげつつある2区の梨本は、堅実に順位を上げ3区太斎へつなぐ。

 3区「太斎」は足を骨折した「永岡」に変わる助っ人として今大会でアトミ壮年3度目の出場。梨本同様快調に飛ばし更に順位を上げ、上位に食い込む走りをみせた。

 4区アンカーの「酒井」も前後の強い選手にもまれながら、何とか10位以内の目標を果たし、見事8位で入賞。

 いつも1区で快走を見せる「細野」不在での8位は大きい。2位入賞の女子チームに壮年の意地を見せた。

 アトミDとEはアトミの駅伝恒例、各区間で抜きつ抜かれつのデッドヒートを披露した。 1区では関田」(D)と「森」(E)が互いに譲らない走りを見せた。

 およそ2k付近からゴール直前まで併走。残り300mで関田が逃げ3秒差でDが先行。 2区「中沢」(D)と「牛木」(E)は肩のケガで調子のあがらない「中沢」を「牛木」 がすぐに捉え、EがDをかわして前にでる。

 3区は逃げる「藤代貢」(E)を「高橋玄」(D)が追い上げる展開。この区間、 「高橋」が詰めたもののEリードのまま、4区へ。

 アンカー4区は「秋葉」(D)と「小駕田」(E)の一騎打ち。 二人とも故障中の身ながら、お互いのチームを背負って必死の走りを見せる。 Eに先行を許さずと最後は若さ?にものを云わせた「秋葉」が逆転。 Dの先着となった。

 DとEの争いはこのまま1月の「奥武蔵駅伝」に持ち越しそうである。

 レース後はもちろんです。冷えたビールでグイっと乾杯。10月とは思えない暑い日差しの下でビールは最高でした。


一般男子(25Km)
1.NTT東京OB1時間19分04秒
2.神奈川県警A1時間19分29秒 
3.ハートブレイク1時間19分51秒 
4.法大陸上部OB1時間20分40秒 
5.神奈川県警B1時間20分48秒 
6.三島走友会1時間20分58秒 
7.四季の会1時間21分25秒
27.TM−CLUB1時間29分11秒
47.田園クラブ1時間34分22秒
 
※アトミ練習会参加メンバーが出場したチーム

壮年男子(20Km)
1 ハートブレイク1時間07分44秒 
2.東京サラダTC1時間08分14秒
3.芝浦KTN1時間08分31秒 
4.湘南RC−A1時間08分35秒 
5.神宮AC1時間09分38秒
6.横浜PMクラブC1時間10分11秒 
 
※アトミ練習会参加メンバーが出場したチーム

一般女子(15Km)
1.ニューバランス55分20秒 
2.アトミクラブ55分31秒
3.神奈川県警C57分38秒 
4.東京レディ−スA59分14秒 
5.TMクラブA59分37秒
6.南蛮連合59分57秒 
 
※アトミ練習会参加メンバーが出場したチーム

壮年女子(15Km)
1.東京レディースB58分28秒
2.東京レディースD62分27秒
3.東京レディースC62分38秒
4.TMクラブ62分45秒
5.横浜中央クラブA63分30秒
6.多摩川クラブA63分31秒

一般男子で練習会メンバーの藤代和・小松憲の入ったNTT東京OBが見事優勝しました。
当日、付き添いに来ていただいた原さん、若松さん、永岡さん、北田さんありがとうございました。

---10月5日付 神奈川新聞より----
一般男子NTT東京OBがV
壮年男子 ハートブレイクに栄冠

 第9回東日本国際駅伝大会(県走友会主催、神奈川新聞社なと後援)は四日、 相模原市の米軍相模総合補給しようの特設周回コースで一般男子25Kmと 壮年男子20Km、一般・壮年女子15kmの各4区間4種目を行い、 総勢1044チームか健脚を競った。
 日射しは強いもののさわやかな秋空の下、メーンの一般役男子は、NTT東京OB が1時間19分4秒のタイムで優勝。
 壮年男子ではハートフレイクか2年ぶりの栄冠に輝いた。
 壮年女子は東京レディースが3位までを独占し、強さを見せつけ、 一般女子では、日本の好選手をそろえたニューバランスが連覇を果たした。

うれしい誤算
 壮年男子の部では、数日前に選手の一人が出られなくなるアクシデントを 乗り超え、ハートブレイクが2年ぶりの優勝を果たした。

 「プレッシャーを受けましたよ」と、急きよ代役に決まった熊渡信也さん(46) は終わってホッとした表情。第3走者として余裕をもってスタートを切った が、アンカーにたすきを渡す頃には際どいところまで追い上げられてしまった。
 最終の4区を走った横尾和夫さん(48)も「負けると思った」と冗談半分で振り 返った。2番手は昨年の王者東京サラダTC。だが「相手の息つかいが荒らい」 と2K手前あたりでスピードを上げると、そのまま余裕でゴールした。
 原因は、やはり「チーム員の力ですよ」。”うれい誤算”に皆、表情を崩していた。

気分転換になった
 一般般女子では、ニュバランスが連覇を果たし。そのメンバーは日本の 表的な選手ばかり。表彰の後にはサインをもらう人の姿もあった。
 選手たちは駅伝を専門としているわけではない。晋段は、大会でライバルとし て戦うことさえある。
 しかし、第3走者の吉田光代さんは「楽しく走らせてもらった」と話した。 かつて駅伝を経験したことのある選手もあり、いい気分転換になったようだった。 いつもと違う種目をライバルたちと力を合わせて走る。 「また違う雰囲気を感じられてよかった」(吉田)と、楽しく走れたようだった。

若い者に負けない
 一般男子で優勝したNTT東京OBは、同社陸上部を出て1年目から8年の選手で 構成されている。「体の自由がきかなくって」という声も聞こえたが、全員、 満足そうな表情だった。
 陸上部を辞めてから、この日になって初めて全員が集まった。しかし、陸上が好きで、 それぞれ練習は続けていたという。 「体の自由が・・」という声も聞こえたが、2区で トップに立ち、そのまま逃げきったチームの力は見事なもの。アンカーの根岸啓治 さん(36)は「若い者いのには負けないという気持ちで走った」と御機嫌。 優勝という結果を収め、「本当にうれしい。来年もぜひ(この大会に)出てみたい」 と、元気に語っていた。


| アトミを繋ぐ | 駅伝報告 |