皆さま 新年あけましておめでとうございます。 このコロナ禍では新年のご挨拶に「おめでとうございます」という言葉を使うのにすこし躊躇(ためら)いがあります。 それでもことし、皆さまと新しい年が迎えられたことを素直に喜び合いたいと思います。丑年で迎えた新年です。 新型コロナウイルスに負けないよう皆さまとともに牛の如くゆっくり歩んでいこうではありませんか。 どうぞ本年もよろしくお願い申し上げます。 ■ さて、コロナに明け暮れた昨年の事について少し振りかえってみましょう。 昨年は世界にとっても、日本にとっても、そしてこのアトミクラブにおいても特別な1年になりました。 1月早々に届いた中国武漢発の新型コロナウイルス感染拡大は瞬く間に全世界に広まりました。 およそ1年後の昨年12月28日時点では感染者数は8000万人、死者数は175万人を超えました。この日本でも21万人が罹患し、内3200人が死亡しています。 感染者急拡大の影響は世界の経済に大きな影を落とし、世界的なスポーツ、文化イベントも中止が相次ぎました。 当然、日本にもその影響が及び、特に7・8月に予定されていた「東京五輪・パラ」が1年間、延期されるなどコロナの回復以外には開催は難しいという局面になりました。 まだまだ世の中はコロナ禍の真っ只中にあります。一時、夏から秋にかけて感染拡大が小康状態になったと見られていましたが11月頃からのまた拡大期に入り、 冬の季節の寒さ、乾燥と相まってコロナの感染に適した条件が整いつつあるのか、いま感染は、さらに勢いが増しているようです。 早い時期のワクチン接種の開始と特効薬の出現を待ちたいところです。 わがアトミクラブの練習会は、政府の「緊急事態宣言」が発出とそれに伴っての公共施設の閉鎖などによって2月末から6月いっぱい約130日以上、 休止を余儀なくされました。皆さんにお会いしない日がじつに4か月以上続きました。幸いにも7月からは織田フィールドの貸し切り利用が解除され、 年の後半6か月間は感染防止に務めながら実施できました。 コロナ禍に埋もれてしまいがちなニュースですが、3月12日にアトミクラブ創設者の篠原義雄監督が5年間の闘病生活の甲斐もなくお亡くなりになりました。 コロナの禍中でもあり、いまだクラブとしては何もできていませんが、 いずれコロナが明けた暁には「篠原監督お別れの会(偲ぶ会)」を篠原家のご令息とともに開くつもりにしております。 その際、参加できる方はよろしくお願いいたします。 ■ コロナ禍において、つくづく「ありがたい」と感じたことがいくつかありました。 このようなひっ迫した状況の中で自らを投げ打って献身的に我々の命を守り、かつ支えてくれている医療従事者の皆さんへの思いでした。 普段、病気でもしなければ気付かなかった医療の現場の大変さがコロナによって炙り出され、本当に大変なお仕事であると感謝の気持ちしか浮かんできませんでした。 そして、もう一つは「走る」という行為についてです。 昨年来、コロナ禍で練習会の休止や大会の中止などが相次ぎ、自らを発露する場が減少する中、週1回でも練習会で一汗掻けることのありがたさでした。 普通に「走れること」がとても貴重だと知るに及んだ一年でした。 さらにもうひとつ。「ありがとう」という言葉についてです。 さる12月24日の最終練習会に参加されているメンバーの幾人から暖かいお言葉を頂戴いたしました。 「こういうコロナ渦で大会もない、近隣に練習環境がない時に、よく練習会を開催し続けてくれましたね。ありがとうございます」、 「練習会の存在が命の充電になります。ことしこの練習会があることで救われました。ありがとうございました」とお礼を言われたことです。 皆さまからいただいたお言葉は、そのまま練習会の準備をし、窓口で感染防止にご尽力くださったアトミクラブの練習会スタッフ、そして有志の皆さんに送ります。 いま我々はその言葉の有難さを享受する意味でも「感染しない、感染させない」を胸に自分を律した節度ある行動が求められています。 ■ 今年の織田フィールド利用について抽選会に参加されている相馬さんから次の報告がありました。「抽選前にサービスセンターから五輪・パラリンピック期間中などの対応についての連絡がありました。織田フィールドをオリ・パラのサブトラックとして使用するのに加え、五輪パラリンピック終了後には日本陸上競技連盟第3種公認取得のため、工事を行うことになる。ついては「2021年3月22日(月)から1年間ほど使用できなくなる見通し」、具体的な内容については、「決まり次第、ホームページなどで発表します」とのことでした。 上記のように織田フィールドが来年3月末から1年間使用できなくなります。このことを受けて1月17日に定例「拡大事務局会議」で議題に取り上げ検討してまいります。 ■ 暮れも押し迫った12月9日 アトミの練習会に東京新聞の取材が入りました。 取材の遠藤記者はオンラインマラソンについて多くのメンバーから話を聞きたかったようです。 ところが織田フィールドに入った途端、アトミクラブの練習の熱気に押されて記事の内容がすこし変わったかもしれません。遠藤さん、ありがとうございました。 以下は東京新聞の記事から。
普段夜の練習会では実施できない内容で午後の時間をたっぷり使って行いたいと思います。 <練習会担当>
【アトミクラブ2020年のできごと】
2021年1月1日更新
|