アトミクラブ

アトミクラブ通信 NO.170 2020年9月


アトミクラブ通信 NO.170 PDF版

大会参加者の記録報告 No.170


皆さま こんにちは 9月になりました。9月と言えばもう涼風が吹いて秋らしい日を期待しがちですがこの通信を書いている8月末日現在、猛暑日が続き、少しうだった感があります。
猛暑に加え、コロナ禍での日常でマスクの着用が当たり前になっていますが、暑さに加え、マスク着用はちょっと堪えます。
それでも皆さんにはお変わりなくお過ごしのことと思います。アトミクラブの木曜練習会も7月4回、8月4回を無事、乗り切ることができました。
引き続きコロナ感染対策を施しながら秋本番へコマを進めていきたいと思います。
さて、これから本格的に涼しくなってくるにつけ夏の疲れがどっと出てきます。どうか皆さん、上手に疲れをとって秋もしっかり練習してまいりましょう。

今年の夏は異例続きでアトミ恒例のビッグイベント、6月の「越後湯沢合宿」、9月上旬の「長野県菅平高原合宿」をコロナ渦の影響ですべて中止にしました。
例年ですと暑さの中での猛練習と夜の食事、イベント等で懇親をはかり夏の想い出を積み重ねて合宿報告をしている時期ですが、合宿なしの夏、さびしい限りです。
秋以降に目を転じるとほとんどの大会の中止の報が相次いでいます。主要なレース・大会がない中で木曜日の練習会実施が救いになっている感があります。
公園施設のコロナ感染防止のための閉鎖が解かれ、練習会を再開したのが7月2日、以来8月末まで8回の練習会を実施いたしました。
織田Fの練習会には毎回120〜140人位の方の参加があります。まさに「ウィズコロナ」を地で行く練習会です。
感染防止策を十分に取り入れて練習会だけは続けていけるようにしたいです。

今年に入ってから全世界の感染者数は2500万人を超え、死者数も85万人に達しました。(8月31日現在)感染が拡大し、先の見えないコロナとの闘いはまだまだ続くものとみられています。
この日本でも6万8千人が感染し、1300人の方が亡くなっています。
秋以降、どのように推移していくのか様子を覗いつつ、更なる感染の波が来ないうちにワクチンの早期開発と特効薬の出現が待たれるところです。
この間、全世界でコロナと闘っている医療従事者の献身的な支えによって我々の生活や仕事、強いていえばランニング、練習会は支えられているといっても過言ではありません。
困難なお仕事をしていただいている皆さまのお陰で練習会が成り立ちます。
前にも書きましたがこのことを肝に銘じ、決められた約束事を遵守する事によって感染拡大がないよう努力していくことが責務だとも感じています。
ガイドラインに沿っての感染防止対策の徹底をよろしくお願いいたします。

さる7月25日の日本経済新聞(土曜日版)のランニング特集欄に当クラブ所属の弓削田(ゆげた)真理子さん(62)の活躍と60歳以上の世界記録達成果たした記事が掲載されていました。
記事の内容は要約してご案内いたします。詳しくは図書館や日本経済新聞のバックナンバーを備え付けている施設などでお読みください。
なお、クラブの木曜練習会で新聞コピーを配布し8月末までに100人近い方に手渡っています。
これから練習会に参加される方は受付窓口にコピーを備えておきますのでぜひ読んでください。
記事の内容は弓削田さんの活躍と普段の心構えなど、記録を出す"コダワリ"とひた向きさが分かると思います。タイトルは以下で始まっていました。
年齢を重ねても記録に挑戦 …マラソン60歳以上の世界記録更新…
弓削田さんが歳を重ねても記録への挑戦に意欲を燃やし、マラソン人生を謳歌していること。
昨年12月のさいたま国際で自己ベストの2時間56分54秒をマーク。自身が持つ60歳以上のマスターズ世界記録を更新したことを紹介。
記録とラップも載せていました。

<弓削田さんが60歳以上の世界記録を更新した2019年のさいたま国際のタイム>
  通過タイム ラップ
 5` 21分24秒  21分22秒 
 10` 42分42秒  21分18秒 
 15` 1時間3分23秒  20分41秒 
 20` 1時間24分3秒  20分40秒 
 中間点 1時間28分39秒  4分36秒 
 25` 1時間44分52秒  16分13秒 
 30` 2時間5分28秒  20分36秒 
 35` 2時間26分17秒  20分49秒 
 40` 2時間47分25秒  21分08秒 
 フイニッシュ 2時間56分54秒  9分29秒 

(注)グロスタイム



2019年下関海峡マラソンで最初の世界記録を樹立した時の弓削田さん

弓削田さんは昨年11月(2019年)の下関海響マラソンで60歳以上の世界記録となる2時間59分15秒で走り、その1カ月後のさいたま国際では2分以上もタイムを縮め2時間56分54秒でゴールしました。
昨年は埼玉県の教員生活を定年で迎え、再雇用の傍ら、仕事の量が減り、逆に練習にあてる時間が増えて練習量がアップしたそうです。月間600`を超える走り込みが「さいたま」の好記録につながったとあります。
今年は母校の川越女子高に赴任し、いまは陸上部も指導する。新型コロナウイルスの影響はあったものの4〜6月は月間700`を超える練習をこなし、学校再開後は週一回、片道約15`の通勤ランも実施している。
平日は涼しくて人がいない奥武蔵の林道などを走り、日曜日には刺激を入れるために1000bのインターバルを10〜14本こなしているようです。

 中学から陸上を始めた弓削田さんは、学生の時に1500bで日本選手権入賞の経験を持ち、初マラソンは社会人2年目の1982年東京国際女子マラソン。3時間9分台で走り、サブ3が大きな目標になった。
だが目標としての壁を破るまでには長い時間を要した。結婚して26歳で長女を出産すると、30代で次女、長男、次男を授かり、育児に追われた。
「30代はずっと子育て」。本格的な再開は40代になってからだとか。

58歳で初のサブ3
 50代半ばには東京で活動する市民ランニングクラブ「アトミクラブ」に参加。仕事帰りに練習する同世代とインターバル走をしてスピードを取り戻した。
「まさに大人の部活。周りが目の色を変えて走っているのを見て刺激を受けた」。先輩ランナーの「女性は50代になってもいける」というアいうアドバイスも励みにした。 パフォーマンスが向上したのはこの頃から。
座骨神経痛に悩まされる時期もあったが、ケガを乗り越え、80回目のマラソンとなった2017年の大阪国際で自身初のサブ3。念願かなったのは58歳のときだった。

 当面の目標は65歳以上の世界記録、3時間7分51秒の更新だという。いまの練習量を確保できれば高いハードルではなさそうだ。「何事もマイナスに捉えてはいけないんです」。
(2020年7月25日(土)ランニング特集 日経新聞記者 渡辺岳史さんの記事より要約)

       
<練習会報告>

7月 2日  1000m×5本
7月 9日  800m×6本
7月16日  1000m×5本
7月23日  休日と重なり練習会は休みとしました。
7月30日  800m×6本
8月 6日  400m×12〜15本
8月13日  800m×6〜7本
8月20日  300m×6本×3セット、300m×5本×3セット
8月27日  1000m+300m×5本、1000m×5本

2020年9月1日更新


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