アトミクラブ
ブランクからの復活目指して
堀 芳彰 (入会2017年)

 僕は、今年58歳になります。以前住んでいた三重県鈴鹿市で走り始めてから10数年になります。今では走ることと自分の人生が切っても切り離せないものになり、走ることを通じて得た友人はかけがえのない存在です。
 僕のランニング人生にとって、最大の危機はここ2、3年のことです。三重から東京に移ってきたことでした。これまでと全く違う分野、それも経営に携わることになって責任も負い、いろいろと勉強もしなければならないといった状況に娘の受験やらが重なり、まさに激動の時期でした。
 練習環境も変わり、時間の確保も難しく、慣れない仕事に疲れて走るモチベーションが落ちる中、今年の板橋シティではほとんどぶっつけで5時間を切るのがやっとという体たらく。これではいけないと、織田フィールドの練習会に参加したのは良いものの、一年ほど欠席していたお陰で名簿から名前が消えていてちょっとショックを受けました。
 とりあえず木曜の練習会には出ようと、それから夏ぐらいまではどんなに忙しくても時間をとって、まず木曜日はほとんど出続けました。
 6月に湯沢の合宿に参加させてもらったのは大きなきっかけになりました。それまでは、人見知りの激しい(笑)僕には、練習会で親しく話ができるのは、誘っていただいた小林さんはじめ数人でしたが、一気に知り合いが増え、練習に参加するのがさらに楽しくなりました。
 アトミの練習会の良さは、どんな走力であろうと、必ず一緒に切磋琢磨できる仲間がいることだと思います。お陰で春から、本当に徐々にではありますが、ちょっとずつスピードも戻ってきつつあります。1週間に一度、刺激を受けながら、50の歳に記録したベストも更新したいと、意欲もまた湧いてきています。
 アトミクラブのこれまでの歴史も全然知らない新参者ではありますが、よろしくお願いいたします。


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