アトミクラブ
アトミで気づいた「走ることの楽しさ」
向井孝明 (2003年入会)

 アトミクラブ35周年、誠におめでとうございます。私が通い始めたのが2003年の夏頃。それまでは中・高・大学と競技者として走っていたところ、就職と共に一時中断していましたが、家と会社の往復につまらなさを感じて、走ることを再開した時に出会ったのがアトミでした。
 そして2005年に今の会社の陸上部(実業団)に入ることになったのも、私が管理人を務めるMrc(武蔵野ランニングコミュニティ)を2015年に発足したきっかけも、アトミという存在があったからです。
 競技者ではなく市民ランナー、趣味で走ることの醍醐味はもちろん、人付き合いの仕方まで、アトミの諸先輩方から学んだと言っても過言ではありません。それほどにまで、篠原義雄監督や関田善作さんを始め、幹事の方々には大変お世話になりました。本当にありがとうございました。
 2011年にランナーである妻と結婚、子供ができてからは、家族総出で練習会や菅平合宿にも参加し、多くの方に子供の成長を見ていただきました。今では季節に一度参加するかどうかといった程度ですが、足繁く通う余裕が無いからこそ「近所に走る仲間が欲しい」と感じて地元の三鷹に発足したのがMrcです。
 学生時代や実業団時代に競技者として走ることは時に孤独さを伴うものでしたが、その合間の期間に「仲間と走って(呑んで)こそ頑張れる、楽しめる」という純粋な走る楽しさを知ったことは、私の人生にとって重要な意味を持っていると感じています。
 それもそのはずで、今では走ることが当たり前のライフスタイルになりました。小学2年生から走り始めて32年経った今は年齢も重ね、記録向上を目指すようなモチベーションはありませんが、「過去最高に走ることを楽しんでいる」ことは間違いはありません。
 アトミクラブに出会えたことは私の一生の宝です。これからもずっと走り続けます。


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