アトミクラブ
アトミクラブの仲間と切磋琢磨で
年間グランドスラム達成
大湯忠彦 (入会2012年)

 まずは結成年おめでとうございます。伝統の日本一のランニングクラブに所属させて頂いていることに感謝申し上げます。

 僕は暴飲暴食や運動不足による肥満や各内臓系の数値低下により3年連続人間ドックで駄目出しを食らい、ドクターのアドバイスから2011年1月にいやいやランニングを開始しました。アトミクラブの練習会に参加するようになったのは、ランニングを始めて3年目の2012年でした。
 大会で知りあった吉木稔朗さんから「アトミにおいで」とお誘い頂いたのがきっかけです。

 中学校時代だけ陸上競技をしていたので、織田フィールドでの練習は30年近く前の懐かしい練習を思い出しつつも、一人でインターバル練習には限界を感じていた自分にとって皆さんと練習できることは大変ありがたいことでした。

 何よりも嬉しかったのは、アトミ練習会に集まる意識の高い会員の皆さんと一緒に練習できることでした。毎回120人〜150人のメンバーが、その時の走力に応じて設定ペースを変更したりしながら、同じレベルだけではなく上のレベルの方々の練習にも間近に触れながらできことでした。そして常に自分に甘えず真剣に前に進んで行く練習を形成できるようになりました。更には無償トラックでは混雑が凄い織田フィールドを、貸切で安全に使用できる心強さはとても練習環境の素晴らしさを体感できる大事な時間でもありました。

 市民ランナーとして走り始めての最初の目標は、初めて出場するフルマラソンで3時間30分以内で走ることでした。残念ながら2011年10月のしまだ大井川マラソンでは3時間43分台のタイムで目標は叶いませんでした。

 2012年の夏からアトミ練習会に時々参加させて頂きながら、皆さんと練習して行くうちに、次第に自身のレース目標が明確になりました。市民ランナーのグランドスラムです。@フルマラソンサブ3 A100kmウルトラマラソンサブ10 B富士登山競走山頂コース完走。この3つを達成すればグランドスラムなのだなと知りこれを追いかけることとしました。

 皆さんも同じだと思いますが、本練習の始まる19時目指して仕事終わらせて行くのは毎回気合が入ります。僕は営業系の仕事で全国を飛びまわっていることもあり毎週木曜日の練習会に行けるよう諸々調整して、なんとか最低でも月に1回か2回は行けるようにしました。

 そんな中で故障に苦しみながらも2014年6月に100kmウルトラサブ10、2015年2月に47歳で初めてフルサブ3を達成してグランドスラムに王手となりました。しかしながらエントリー最難関の富士登山競走の五号目エントリーには2年連続失敗し、初めて参加した五合目は2015年大会。無事山頂権利確保して臨んだ2016年富士登山競走山頂コースは悪天候の為五合目で打ち切り。
 これでグランドスラム達成は翌年以降になってしまいました。
 それならば1年の間に全ての3種全ての要件を満たした年間グランドスラム達成することとしました。

 そんな中2017年は名古屋に転勤となり単身赴任生活を送りながらアトミの練習には殆ど通えなくなりましたが、名古屋でも仲間をみつけてトラック練習を行いました。たまに東京出張などの際にはアトミの練習会に参加したり、土日にはアトミで知り合った仲間とトラック練習などを続けて走力の維持・向上を図りました。

 この年は無事、富士登山競走は山頂まで競技は実施され完走。この年にサブ3もサブ10も揃えられたので初めて年間グランドスラムを達成できました。翌2018年も連続して年間グランドスラムとなりました。しかしながら名古屋での生活はアトミでの質の高い練習には至らず秋からのシーズンは不調が続きました。

 2018年末に東京に戻り単身赴任から開放され、今年から再びアトミに通えるようになりました。やはりアトミでの練習は頑張れます。自分がペーサーをする時もありますが、目標達成に向けて少しずつ負荷を上げつつも仲間と引っ張り合い切磋琢磨しながら過ごす時間は充実しています。なんとか練習で頑張りきれるとレース本番での自信になります。調子も上向き、初めて参加した北海度マラソンでは真夏のレースとしては上出来の3時間3分でゴールし、この秋のシーズンに弾みをつけることができました。

 これも春・夏と仲間と頑張れたことが結果に繋がりました。アトミクラブの皆さんにはホント感謝の気持ちで一杯です。

 アトミでは世代を超えて色んな方々と交流させて頂いております。若い方のスピードのある迫力のある走りにも刺激を頂きますが、加齢を物ともせずに記録向上に励む先輩ランナー達の姿です。自分自身50歳を超えてからは特に短い距離に関しては、怪我をせずに練習を続け記録向上することの難しさを感じております。でも色んな方々と日頃の身体のメンテナンス方法について情報交換し合いながらこれからも参加する全ての種目で記録更新できるよう精進して行きたいと存じます。

 篠原監督、関田さんを始めとする幹部・事務局の皆様には何かとお世話になりますがアトミクラブの益々のご発展を祈念申し上げます。
これからもよろしくお願い申し上げます


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