アトミクラブ
アトミクラブ35周年に顧みる我がランニング人生
木田真道 (入会2005年)

 どうも判然としませんでした。
 自分がいつからアトミに通いだしたのか、せっかくアトミ35周年に寄稿する機会を得たのだからちゃんと調べようと思ったのですが・・・2005年の、多分5月位だったでしょうか?
 アトミでの走歴は判然としませんでしたが、それ以外のランニング歴は意外とはっきりしております。走り始めたのは私がまだ29歳だった頃の2002年12月3日から。当初はジムのマシン上を25分走るのがやっとでした。最初はジムでばかり走っており、次に某メーカーのランニングクラブに参加。そこで出会った仲間に某走友会に誘っていただき、さらにそこからアトミクラブを知りました。
 以来、一人で走っていたはずなのに一人、二人と傍らを一緒に走ってくれる仲間が増えていき、気が付けばランニング仲間がいっぱいに。その中でも劇的な出会いだったのは言うまでもなくアトミクラブでした。
 実は最初、誘われながらもアトミクラブは敬遠しておりました。友人の説明を聞く限りは自分に縁があるとも思えず、内容からとてもついていけるようにも思えなかったからです。
 でも真剣に説得してくれる友人の話から興味を抱き参加を決意、生まれて初めてトラックに足を踏み入れた時の衝撃は今も鮮明に覚えております。
 織田フィールドには今でも、あの時と同じ不思議な風が吹いているように感じます。
 人生で大切なことは全て練習会のトラックから学びました。同じ場所を様々な競技者が使用する際の注意と配慮、走行レーンに入るときの危険性、練習環境の大切さと貴重さ、そして、コースや仲間に対しての感謝の気持ち。本気でトレーニングに向かう際の準備の大切さ、本気でトレーニングしている人々への畏敬の念、本気でタイムを目指す覚悟も信念も全て織田フィールドから得ました。
 運と縁で得ることができたこれらは自分に与えられた力だと考えております。
 この素晴らしい運と縁に感謝しつつ、これからも真摯にひたむきに、トラックに入っていきたいと思います。
 改めましてアトミクラブ35周年、おめでとうございます。
 今後ともご指導ご鞭撻の程、どうぞよろしくお願いいたします。


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