アトミクラブ
夢のサブスリー達成
弓削田眞理子(入会2012年)

 中学時に陸上部に入部して以来、高校生、大学生、教員として、人生ずっと走り続けてきました。
 いつも記録や全国大会など、上を狙って走ってきたので、タイムが伸びないとストレスがたまり、十二指腸潰瘍や円形脱毛症になりました。そこで教員3年目で結婚、子育て等をし、本気で走ることを中断しました。でも、速く走りたい願望は常にありました。
 特に目標はフルマラソンでした。大学3年の時、初めて東京国際女子マラソンができ、国立競技場へ見に行きました。当日は雨。雨の中をゴール目指して競技場に飛び込んできたビショビショの選手。皆、輝いて見えました。「私もあんな風に走りたい!」と強く思いました。
 そして教員2年目の時、初めて走った東京国際女子マラソン。疲れ果てて3時間9分21秒でゴール。でもゴールラインを踏んだ時の感動は最高でした。私はすぐに虜(とりこ)になりました。そしてこの時、「3時間を切りたい」と心に想いを刻みました。
 しかし、30代は子育て。先に述べたように走ることに疲れていました。4人目を37才で生みました。女は子どもを生み育てると強くなりますね。この後、速く走りたい気持ちが爆発していきました。
 とはいえ、そんなすぐに記録は伸びません。そんななかの2009年、檜山恵子さんから皇居の駅伝があり、50代がいないのでアトミクラブで走ってくれないかと誘われました。これがアトミクラブとの出会いでした。2010年、2011年と駅伝だけ走っていましたが、檜山さんや関田さんから練習会が織田であるからこちらで走った方がもっと速くなると誘われ、2012年より参加させてもらいました。インターバルでドンドンスピードがつきました。
 そして2017年大阪国際女子マラソンで夢のサブスリー達成、この年の東京マラソンでは2時間58分15秒を出しました。
 ただいま61才。仕事も少なくなったので、もう一度アトミクラブと共にサブスリーを達成したいです。アトミクラブは最高です。人生の宝のひとつです。


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