アトミクラブ
サブスリーおやじ
三浦健一(入会2005年)

初マラソン完走から3年が経ちサブ3.5は達成出来たものの、その間芽生えたサブスリーという新たな目標。個人練習では、何か達成出来るイメージが湧かず悶々とした日々が続いていたある日、ジム仲間で、たまにトレッドミルで一緒に走っていた佐藤さんがサブスリー目前という噂を聞きつけた。びっくりして真意を聞くべき突撃質問すると、「ああ、アトミ行ってるから」とあっけらかんと回答してくれた。 「連れてって下さい!」と懇願 「いいよ」 という訳で、その週の木曜日、織田フィールドでの練習に参加したことが、私のランニングの魂に火をつける事になる。その時のメニューは今でも鮮明に覚えている。1000×7、自分の実力に合わせて、老若男女が真剣に走る姿に心打たれた事を。 練習後、サブスリーランナーでもある吉木さんを紹介されアドバイスを頂く「ますば月間300キロを続けてみて」  そこからアトミで紹介された人のおすすめレースに次々に参加してみた。その週末の箱根合宿に始まり、菅平合宿、タートル、つくば、北丹沢、長谷恒、みたけ、ソウルマラソンなどなど。
 その練習やらレースの中でいつもいるメンバーで、誰が名付けたか"サブスリーオヤジ"という月間300キロを走って、サブスリーを目指す会派が出来ていた。
 まだ、SNSもない時代にダイヤリーというネットの公開日記に練習内容やレースの結果をつけて、お互いに励まして合いながら共に汗を流し、しのぎを削ったものだ。
 その個性的な面々は、話題に事書かないほど、日々のつらい練習をなごませてくれた。
 バニーのコスプレを嬉しそうに着て走る通称"キモ"、サブスリーに数秒届かず中2日のレースでサブスリーを達成した変態的なスタミナを誇る"カワちゃん"、すきあらば女性に狼藉をはかる"ジイ"などなど
 結果的には、10人ほどいた中でサブスリーに数分から数秒届かなかったメンバーは私を含めて3人だったか。
 あの頃から10年近くがたち、皆それぞれ違った道を進み、私個人はトライアスロンという新たな競技も始め、3年前から両膝の手術になどでしばらく休んでいますが、また有志を集い還暦サブスリーに挑戦したいと思っています。


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