アトミクラブ
アトミクラブ35周年記念文集 編集後記

 アトミクラブ35年を祝う会の準備にあたり、35年の歴史を振り返る写真集、プレゼン 資料、年表をまとめていく中で、会のメンバーから様々な意見が出され、 「アトミクラブ結 成35年記念文集」を出そうという話が生まれ、編集委員会が立ち上がりました。

 祝う会終了後しばらくして、原稿募集のご案内をいたしましたところ、実に多くの方から 思いの詰まったご寄稿を頂戴しました。

編集メンバー一同、ご協力くださった皆様に厚く御礼申し上げます。

 皆様の原稿を読ませていただいたところ、発足当初からのアトミクラブの「こころ」は脈々 と受け継がれて、入会されて間もないメンバーにも浸透していることが感じられました。嬉 しいことです。 文面には、練習会開始前の緊張感、苦しくても楽しい練習会、お互いが良い 刺激となる合宿、自己の記録向上だけでなく人間的成長を実感される様子など、思いの丈が 溢れています。

  前回、20周年記念文集を発行してから16年が経ちました。前の文集の継承として、タ イトルを『走輪(そうりん)U』といたしました。 走る仲間の輪が次第に大きく広がってい く様と、水面に小石を投じて生じた波紋が円い輪として自然に広がるイメージを重ねていま す。 これからも走りの輪を広げてまいりましょう。

 今回、記念文集をまとめるにあたり、多くの方々のお力添えがありました。表紙デザイン を担当した吉木稔烽ウん、ベスト記録をとりまとめた伊藤真さん、 35年の歴史年表を作成していただいた中沢政延さん、パラリンピック取材活動の多忙を割いて全原稿の校正 を担当した星野恭子さん、 表紙の装画をご提供の斎藤寛さん、印刷・製本の窓口を担当した 毛塚敏男さん、嶋永誠二さん、原稿の収集と全体の監修を担当した関田善作さんの皆様による、 ご協力と総合力があっての果実です。私、梨本忠三も文集全体のWORD編集を担当し ました。

  最後になりましたが、志なかばで先立たれた故フィリップ・リーさん、故岩垂猛さん、故 師岡克則さん、故本田博さん、故川端仁一さん、故中村正二さん、 故松村忠三さん、故小沢 浩子さん、故柴崎康男さん、故大友誠さん、故福田健さんに、 この「結成35年記念文集」 が アトミクラブの「こころ」と共に届くことを祈りながら、あとがきといたします。

令和元年11月吉日 編集委員 梨本忠三









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