アトミクラブ
走る魅力
山内朱実(2005年入会)

 2001年12月、ハワイで挙式しました。ちょうど、ホノルルマラソンと日程が重なるので、「せっかくだから参加しようか・・・」と言うことになりました。夫(修)は高校時代に陸上部でしたが、私は走ることには全く興味がなく、軽い気持ちで承諾してしまいました。
 参加の決まった9月から近くのスポーツジムに通い始めましたが、3カ月練習して走れるほどフルマラソンは甘くありません。最初は観光気分で写真を撮りながら楽しんでいましたが、後半は歩いてはストレッチの繰り返し・・・・・
 二人一緒に5時間45分かけてのゴールでした。そして、ゴール後の私の第一声は「二度と走らないからね!」でした。
 そんな私が、国際ランナーとして、ランニングにはまって行くのですから、本当に面白い世界です。
 その後、ジムの仲間とリレーや大会に出るようになります。仲間と励ましあいながらの大会はもちろん、その後の打ち上げもすごく楽しく、だんだん走ることが楽しくなってきます。
 マラソンは他のスポーツと違い、何歳から始めても10年は記録が伸びると言われた通り、毎回参加する大会で自己ベストを更新して、どんどんのめりこんで行きました。
 2004年11月の河口湖マラソンで、初めて年代別で6位入賞しました。この年齢で賞状をもらうなんてなかなかない経験、しかも副賞でソックスをいただき、これがますますランニングを楽しくしていきました。
 そんなある日、ランニング仲間と高尾山の練習会へ行き、そこで出会ったのが、伊藤真さん、小黒ミホ子さん、中井康広さんです。「速くなりたいなら、アトミクラブへおいでよ。誰でもウェルカムだから」と誘っていただき、この時もそんなすごいクラブとは知らず、軽い気持ちで入会しました。
 忘れもしない、2005年7月末の練習会。メニューは5000メートルTT。タイムトライアルがどういう意味かも分からず走りました。
 アトミクラブでは、みんな仕事が終わって疲れているだろうに生き生きした顔で走り、終わると達成感で輝いていました。
 今は以前ほど速くは走れませんが、初めてアトミに参加した時のドキドキ感を忘れずに、いつまでも楽しく走り続けられたらな・・・と思います。


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